人間は自分にとって有益な状況が現出される事を無意識に信じるので、都合の良い事は「当然の成り行き」と心に処理され記憶には残りづらい
逆にそれが否定されると不条理とばかりに悔しさ、無念さ、口惜しさが脳裏に焼き付く
これは生命の本能で、生存の為には成功体験より失敗体験の方が貴重だからである
生き残る為には「あの赤い木の実が美味しかった」より「あそこの青い木の実で死にそうになった」という経験の方が重要なのである
今日的には株などの投資、パチンコなどのギャンブルで負の記憶ばかりが蓄積される理由がそれである
パチンコで言えばスペック通りの初当たりも、期待値通りの連チャンも、実はちゃんと獲得している
ただ、自分にとって「都合の良い事」は忘れてしまっているだけなのだ