伊藤があほ面さげてクーポンを使おうとコンビニに行く途中で頭上から金属疲労した古い看板が落下して頭を勝ち割る。
鮮やかに割れた頭蓋骨からピンク色の脳髄が溢れ出す。
その刹那、あの夏の日、海水浴場でしたスイカ割りのスイカが潰れたはずの脳裏を横切った。
死に際に伊藤は呟いた。
「バチは当たるもんやな…」と。