週刊女性2017年5月23日号2017/5/11
福岡県の空撮
http://www.jprime.jp/articles/-/9635?display=b

《大隅半島沖の地震、桜島の噴火再開など、盛んに地震や火山の噴火が目立ち始めています。約50日前、福岡県博多近辺でM(マグニチュード)
3〜4の地震が頻発したのをご存じですか? 連休明け、特に5月13日前後に博多・北九州周辺で大規模地震が起きる可能性があります》

 立命館大学・歴史都市防災研究所の高橋学教授から週刊女性編集部にそんなメールが届いたのはGW(ゴールデンウイーク)中の4月30日だった。

 高橋教授は週刊女性誌上で比較的大きな地震や噴火を予測し、的中させてきた実績を持つ。
直近では、昨年12月28日の茨城県北部地震(M6・3、最大震度6弱)、今年2月19日の千葉県北東部地震(M5・4、最大震度4)を言い当てた。

 連休返上で取材に応じた高橋教授は、「博多近辺で地震が集中するのは珍しいんです」と前置きして話す。

「2005年3月にM7・0で最大震度6弱の福岡県西方沖地震が起きています。それまで地震がほとんどなかったため、
地元の人たちは“九州にも大地震がくるのか”と驚きました。このとき地震を引き起こしたのが総延長約55kmの警固断層の北西部で、同じ断層の南東部はまだ動いていません。
この静かな南東部がいよいよ近日中に動いて大地震を招くのではないかとみています」(高橋教授)

 警固断層は玄界灘から博多湾を経て福岡県の内陸部まで延びる。右下の地図では、断層の延長線上を含めて博多を通る一本の線で示した。

 高橋教授は、

「地表から断層は見えませんが、博多の街のど真ん中を貫いています。つまり、警固断層の南東部が動くと、博多を内陸直下型地震が襲うことになる。
下からドーンと突き上げます。海中で起きる海溝型地震とは異なり、内陸直下型地震は揺れが1秒周期と短く地表の建物は倒壊しやすくなります。
そもそも海に近い博多周辺は地盤がゆるいので十分な警戒が必要でしょう」

 と指摘した。

 さて、なぜ、大地震が発生するのは5月13日前後と限定的にいえるのか。

5月13日という根拠は
http://www.jprime.jp/articles/-/9635?page=2