超漢字で文書を作るのは、アウトラインプロセッサで文書をまとめるのと似
 ている。
 アイデアや資料を、ためておき、集まった文書を、ひとつの大きな文として
 まとめる使い方に向いている。つまり、長くて複雑な文章を、あちこちの別
 の文章から引っ張り出すような作り方で文章を作るのが得意である。

 ただしWindowsでいろんな文書からコピー&ペーストするのとはわけが違う。
 超漢字では、ある資料を引用して書いている文書を修正すると、引用もとの
 資料も修正される。それどころか、その資料を引用している文書すべてが変
 更される。校正を何度やっても、最新の変更を加えたものがどの文書か、悩
 む必要がない。

 超漢字で作る文書ファイルは、Windowsやマッキントッシュのテキストファ
 イルとは大きく異なっている。文字色やフォントサイズなどが指定できる上
 画像や表計算のシートを貼り付けることもできる。
 それどころか、文書データの中に、自由自在に関連性がある別のデータを入
 れることができる。

 超漢字の文書は、さまざまな文書の寄せ集めでつくるような感じだ。まるで
 KJ法かという感じの作り方ができる。創造力と想像力をじゃましないOSだ。

 超漢字で作った文書は、ホームページエディタなどを使わなくても、簡単に
 ホームページのファイルに変換することができる。それというのも、リンク
 のような概念で文書を作成できるからだ。

 超漢字で作成した文書がそのままhtmlファイルに変換できるのだから楽だ。
 パソコンがそっくりホームページになり、ホームページが見たままに作成で
 きることになる。
 ただし、ホームページに変換するプログラムは、10,000円と結構高いのが難
 点。