実は古くは1984年にクライスラーのアイアコッカ会長が例の「闘魂の経営」
の中で、「日本人が次に狙うのはコンピュータと航空機だ」と警告している。
飛行機もコンピュータもアメリカ人の発明品だ。すでに日本人はアメリカ人が
発明した物のうち、テレビとビデオとオーディオと野球用品とコピー機と
カラーフィルムをとった。
コンピュータと飛行機だけは日本人には渡せない!と暗に言っている訳だ。
あのいいがかりとも言えるトロンの非関税障壁という容疑もアメリカ人側もきっと
「自分は不条理な事を言っているな」と承知の上で、「もう家電と自動車は日本人
にやるから、コンピュータのCPUとOSだけはアメリカ人に残してくれ!」という悲痛
な叫びだったんだろうな。とアイアコッカさんの本を読み直して思いました。