Re:フレームの元になりやすい「実身/化身」 (スコア:3, 参考になる)
Raquel (27652) のコメント: 2006年09月21日 0時24分 (#1022951)

実身/化身の考え方はユニークで優れている点も多いと思います。変わったアイディアに触れないと、ほとんどの人は
パスでファイルの場所を指定するのが当たり前だと思い込むので、こういった概念があるのは意外と重要でしょう。

すこしコンピュータに興味のある人が手を出せるところにUNIXやWindowsで当たり前の概念と異なるものががあれば目か
らうろこが落ちる人もいるでしょう。したがって実用的というよりは、アンチテーゼとしてあることが重要だと思っています。

ファイルをパスで管理する方法は問題が山積みです。ファイル名を変えたり移動するとショートカットなどが切れるとか、
開いているファイルの移動ができないとか。

MacでもファイルをIDで管理する方式がありました。旧Mac OSではほぼファイルの管理はFSSpecとかFSRef、永続的な追
跡が必要な場合はAliasRecordというものを使っていました。メリットを書くと長くなりますが、なかなか優れていたと思います。

Mac OS XではUNIX的な発想が入ってきたのでパスもずいぶん使われますが、FSRefなどは残っています。