公明党もこの3年間、正確に一言えば連立を組んで4年になるので、この4年間で変わったと思います。
国旗国歌法という法律は公明党が賛成したから通ったのであって、公明党が反対したら通っていません。
有事法制という法律も今年、殴り合いもなく、徹夜もなく、粛々と衆参両院を通った。
10年前なら考えられませんが、それが成立しています。

今回の総選挙で私が地元に戻ったのは1日で、あとはかみさんにほとんど任せきりでした。
私は全国32都道府県を回っていたんですが、その中で公明党の政調会長の応援に行ったんです。
車中、疲れて寝てて、「着きました」といわれてパッと起きて演説会場に入っていったら、
創価学会というのはこんなものだったかな、ちょっとあまり見かけない施設だなという感じがしました。
よく見たら出雲大社の別院なんです。
これは神社かなとうすうす思ってはいたんですけれども、寝ていたものですから、気がつかなかったんです。
でも、そこから30分演説しないといけない。周りを見たら幸いにも出雲大社と書いであったから、これは間違いない。
創価学会も最近デザインが変わって神社風にしたのかと思ったから、
「ここは出雲大社ですね」
と嫌味を言ったら、一斉にどっと笑うんですよ。
公明党も今までは神社は駄目、教会は駄目、お寺は駄目と言っていたのに、もう大阪なんかに行くとこうなっているんですね。
あれは正直びっくりしました。
公明党も変わった。この4年間政権を担当して、少なくともイラク派兵に関しては今日賛成したんですから。
結果的に、そういった時代に合わせて少しずつ見えないところで大きく変わっているということが事実なのです。
結果が出るのはあとまだ数年かかるとは思いますけれども、
この1〜2年、日本がどっちに振るか、振り方を間違えるとえらいことになるなと思っていました。
ですからイラク関連だけはどうしてもと思っていたんですが、それが今日正式に決まったので、
私は正直、これでまずは一安心というところです。

闇夜に紛れて夜逃げするみたいにしてイラクヘ行くんじゃない、
閣僚全員で歓呼の声で送らないと少なくとも国のために体を張る人に対して申し訳がないと、
今日、閣議で皆でその話をしたところです。