>>441 さて本題。ttp://www.coos.jp/introduction/architecture.aspx を参照しながら。

以前例示したとおり、JavaOSとμITRON PX仕様は全実行コンテキストが単一のアドレス空間を共有している。
「(そのようなOSが存在するかは知りませんが。)」とはもう書けないね。
 
この2つのうち、μITRON PX仕様のメモリ管理は、MMUのアクセスコントロールを利用したもので、CooSとは方針が異なる。
それは認めるんだけれど、この方針のどこに「必ず制約が出てきてしまう」のか説明がない。
説明しきれていないものを特徴に挙げるのは、ちょっとキツいんじゃないかな。
ITRONだから噛み付いているわけじゃないよ。
PX仕様と同じ方式を採用しているOSが、他にもあるような気がする。
IPCのコストを下げるために、とか、マイクロカーネル屋がやりそうな手口じゃない?

視点を変えてJavaOS方面から考えてみる。
CooSは、OSであると同時に特定言語を軸とした仮想計算機の側面もあると思う(違う?)。
CLIの場合は、一応言語独立なのだけれど、分類上は汎用OSというよりは、Smalltalk環境やLISPマシンの方向に近いのではないかと。
これらの仮想計算機の場合は、実行コンテキストごとにMMUで保護するほうが稀なんじゃないかと思うんだけど、どうだろう。

そんなこんなで特徴として挙げている項目は、特徴たりえていないのではないかという気がする。
むしろ「CooSの面白さ」で挙げた項目のほうが、特徴なんじゃないかな、とかとか。