2016年5月28日大阪シンポジウム報告

最終更新日時 : 2016年5月30日

2016年5月28日午後6時半より、大阪シンポジウム『アジアの「孤児」−ウイグル政治亡命者の現状と日本の役割』を行いました。

最初に世界ウイグル会議のラビア総裁から、今回参加頂いた方々へのお礼と、ウイグルで起きている中国からの弾圧が益々厳しさを
増している現状、そして東南アジアなどに政治亡命している多くのウイグル人がいることを話しました。

ラビア総裁の講演の後に、ご参加頂きました国会議員、地方議員の先生方のご紹介と記念撮影をさせて頂きました。

衆議院議員 長尾敬氏
大阪府議会議員 西川訓史氏
鎌倉市議会議員 上畠寛弘氏
芦屋市議会議員 岩岡良典氏
泉南市議会議員 古谷まさとし氏
大阪市議会議員 本田リエ氏
高石市議会議員 松本よしひろ氏
和歌山市議会議員 浦平美博氏

記念撮影の後にセイット副総裁より、「トルコのウイグル政治亡命者受け入れと保護について」という題で、ウイグル人政治亡命者の
亡命先でも虐げられている現状と、彼らを積極的に受け入れ生活や教育の支援をしているトルコの状況について報告をしました。

次にウミット副総裁より「ウイグル人の言語を抹殺することは中共の同化政策の中心」という題で、ウイグルの歴史の概説と、中国に
よってどのように侵略されたかを説明しました。そして現在は、ウイグル語による学校教育が制限されており、民族の同化が進められて
いる状況について説明しました。

各登壇者の講演の後に、質疑応答が行われ、日本にどのようなことを期待するのか、なぜ東南アジアのイスラム国は同じムスリムなのに
ウイグル人を助けてくれないのかなどの質問が出ました。

今回の司会は、NPO法人利他利他有興会 代表理事の安保智子氏にして頂きました。司会者より最後に「あなた達が取り戻そうとしている
東トルキスタンはどんなに素敵な場所なのですか?」という質問が出され、ラビア総裁やウミット副総裁から、ウイグルの文化の奥深さ
が語られました。

最後に世界ウイグル会議日本全権代表、日本ウイグル連盟会長トゥールムハメットより参加者、協力団体などに御礼の挨拶をしました。

大阪シンポジウム 於:大阪大学中之島センター佐治敬三メモリアルホールに、多くの方にご参加頂き、ありがとうございました。
時間の都合上全てにはお答えできず残念でしたが、多くのご質問を頂きました。ありがとうございます。
また、お忙しい中、ご参加頂きました議員の先生方、司会をして下さった安保様にも深く感謝致します。
http://uyghurjapan.org/jp/info/report_20160528/