プロ野球・日本ハムの新球場建設について、札幌市の市民グループが記者会見し、候補地の1つとなっている
真駒内公園周辺の住民から環境悪化を懸念する声が多く挙がっているとして、こうした市民の声を反映させるよう訴えました。
プロ野球・日本ハムの新球場建設は、▼札幌市の道立真駒内公園と、▼北広島市のきたひろしま総合運動公園の2か所が
候補地となっていて、球団は月内に判断を示す方針です。
こうした中、真駒内公園への建設に反対する市民グループが、20日、札幌市役所で記者会見し、公園周辺の170世帯の
住民にアンケートを行った結果、86パーセントが建設に反対し、自然への影響や交通渋滞など環境悪化を懸念する声が
多く寄せられたと明らかにしました。
市民グループの戸谷彰男代表は、「札幌市は周辺住民の理解を得るという点が欠けている。もっと時間をかけて、どのような
案だったら理解を得られるのかを考えて欲しい」と話し、球場建設に市民の声を反映させるよう訴えました。
これに対し札幌市は、「計画が具体化していないので説明できる材料は少ないが、市民の声を聞きながら進めたい」としています。
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180321/3199781.html