日本サッカーの急成長について中国は分析してきた。長期的な計画、プロリーグの設立、選手の海外移籍……日本のやり方を
中国もまねしてきたが、しかし同様の効果を上げることはできない。その理由の一つとして中国にはスポーツ文化が欠けている
ことがあげられる。日本は違う。学校にはクラブがあり、しかも小学校から大学まで、各種スポーツの全国大会が開催されている。
甲子園は日本の野球少年たちの聖地となっている。そしてスポーツ漫画。その影響力は海を越えている。
中国の皆さんがサッカーやバスケを好きになったのは「スラムダンク」や「キャプテン翼」を見たからではなかっただろうか?
日本のスポーツ漫画といえばとんでもない誇張が多い。しかしそうした誇張があっても、興味を抱いた子どもたちは
そのスポーツを始めることになる。思うに中国はスポーツ大国と金メダル大国とを取り違えてきたのではないだろうか。
楽しみや健康こそもっとも重要なものだ。
日本でもっとも人気のあるスポーツは野球だ。五輪種目から外されてしまったが、それでも人気を保っている。中国に五輪メダルを目的と
しない人気スポーツはあるだろうか?もし野球の素晴らしさを知りたいのならば、あだち充の漫画をおすすめしたい。
日本では知らない子どもはいない人気漫画家だ。あだち充の作品があなたに与える印象はただ一つ、「幸福」だ。(翻訳・編集/KT)
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