よく野球は最後の1アウトまで勝負は分からないという。
これは1イニング、1アウトの間に入る点数に大きな
バラツキがあると言うことだ。
バラツキがあればあるほどジャイアントキリングは起きやすい。
全日本が韓国やオーストラリアに負けたりすることが
普通にあり、専門家の言う予想が外れまくるのが野球だ。
ではサッカーの場合はどうだろうか。
1点の重みが大きいため、何かの拍子で入った点で勝負が
決まってしまうようなイメージを抱きがちだが、
弱小では殆どそこまでたどり着けないのも事実。
ボールを繋いで相手陣まで運んでいかなければ何も起きないからだ。
そしてこのボールを運ぶ作業が巧いほど、得点チャンスは増え、
得点チャンスで、しっかりゴールを決めてようやく1点となる。
謂わば野球で3点取ってようやく1点と認められるようなものだ。
誤差のような点のぶれを削っていけば当然、結果は収束しやすい。
次にバスケの場合。
バスケは成功率の高い攻撃を交互に繰り返すスタイルである。
そのため短い時間では結果にバラツキが大きいだろうが、
バスケの場合100点入ることも珍しくないほど攻撃を何度も
繰り返すため、きわめて結果は平均化される。
運の要素の大きさは野球>サッカー>バスケだろうな。