>>362
...あのさわやかな鐘の音が眞夜中を報じてしんしんと鳴り響くのであらう...
「修道院の秋」

...湯がしんしんと沸いてくると...
林芙美子 「暗い花」

...しんしんと四囲に湯茶の煮えるような音がする
林芙美子 「新版 放浪記」

...その底がどれほど深いかその奥に何があるかいくら眼をこすってのぞいてもなんにも見えずたゞ眼がしんしんと痛むのでした...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」

...しんしんと傷む心を...
吉川英治 「大岡越前」