>>596
俺はスゴい、俺はリア充だ、俺はエラいんだとつぶやきながら、5ちゃんねるに意味不明な罵倒語を並べ立てた日本語として成り立っていない汚らしい文を書きつける。
何度も読み返し、自分がなにか高くなったような気がしてウットリと自己陶酔に耽る。そうだ、俺はリア充なんだ…。あいつらをケナすことで俺はリア充になれる…。
その索漠とした貧弱な脳内には、もはや須藤凜々花のことなど一片も残っていない。
これが須藤を崇めていた者の最後の生き残り。実在の須藤信者の姿。破産した白痴の姿なのだ。

アタシは、嘘なんかついていない。現実が嘘なんだ!
キィ!金切り声を張りあげ、ヒステリーを起こし、尿瓶を旦那に投げつける。
少し狂った頭をまぎらわせるために、なにか罵倒語をつぶやきながら布団の中でタバコを吸い酒を浴びる。これが須藤凜々花のリアルな姿なのだ。
須藤信者は、すぐこの後に続くことになるだろう。