某「黒い人」のツイートの転載
※明かな誤字の修正、改行の調整有り

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余談。

如何にして冥土出版・北のりゆき氏がオウム真理教ネタでこづかい稼ぎをしようとしたアングラマニアから
オウム真理教が都市部に潜伏させた都市ゲリラ要員の疑いを持たれるまでに到ったか。

当時の警察は地下鉄サリン事件を起こした教団の実態と全貌を解明するべく教団関係者に対する検挙ならびに聴取・解明作業を強化するように通達していました。
これは麻生幾氏の手による「極秘捜査―政府・警察・自衛隊の「対オウム事件ファイル」」の中ででも触れられています。

そんな中、宗教活動との関与があるかどうか未解明である同人誌即売会の会場内で当の教団の発行物を販売・配布しようとしている人物がいるとの情報と
教団の熱心な出家信者が着用するヘッドギアのような物を身に付けた人物が晴海会場内にいたとの情報が警視庁にもたらされます。

この相談や通報を受理した警視庁はオウム真理教関連事案としての取り扱いを行うこととなり、北のりゆき氏は梱包を開ける為に持っていたカッターナイフで銃刀法違反、
カマヤン氏は友人に見せる為に所持していたポルノ写真でわいせつ図画頒布目的所持で現行犯逮捕されることとなってしまいます。

また、間の悪いことに北のりゆき氏は前述の通り、オウム真理教のヘッドギアを模したものをかぶっており、その姿のまま、警察官に取り囲まれることとなりました。
先ずここで北氏は「オウム真理教の出家信者」の疑いを持たれます。

もちろんそうなると教団の全貌解明を主目的としている警察は北のりゆき氏の自宅他を家宅捜索することとしました。

その際に発見され押収されたのが(正当な所持手続きと許可のある)散弾銃、教団が信者の戦闘訓練に用いたとされる都市ゲリラやテロ技法に関する教本や解説書、
さらには化学・生物兵器に関する専門書、教団が密造しようとしていたAK小銃のモデルガン、教団が密造していた(が、この際に発見・押収されたものはそうではない)覚せい剤でした。

そして、さらに間の悪いことにこの頃、北氏が出入りして教団関連の飲食店でとあるチラシが配布されます。
そのチラシの内容は北氏の逮捕を不当だと述べ、その北氏を応援する内容でした。

この段階で北氏は「教団の出家信者」から「教団が都市部に潜伏させた都市ゲリラ要員」へと扱いがレベルアップしてしまいます。

このレベルに被疑内容があがってしまった北氏は最初に留置されていた警察署からさらに警備が厳重な警察署へと移送されることとなり、
その移送の際には物々しい姿の機動隊が護送の任にあたったそうです。

これは「逮捕された教団の都市ゲリラ要員の教団による奪還を警戒して」のことでした。
かくして「教団の都市ゲリラ要員」の疑いを持たれた北のりゆき氏は、その後の裁判で覚せい剤取締法違反で執行猶予付の有罪判決を受けることとなりました。

ただ、なんとか教団の信者でないと言うことは信じてもらえた……のかもしれません。
これが「如何にして冥土出版・北のりゆき氏がオウム真理教ネタでこづかい稼ぎをしようとしたアングラマニアからオウム真理教が都市部に潜伏させた都市ゲリラ要員の疑いを持たれるまでに到ったか」の私が知っているあらましです。

以上、長々と失礼いたしました。

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補足

> そんな中、宗教活動との関与があるかどうか未解明である同人誌即売会の会場内で当の教団の発行物を販売・配布しようとしている人物がいるとの情報と
> 教団の熱心な出家信者が着用するヘッドギアのような物を身に付けた人物が晴海会場内にいたとの情報が警視庁にもたらされます。

北は主催側から「教団の発行物を販売・配布」の強制停止処分受けた途端すんげえ、
ふて腐れて売り子にその場の対応押しつけて、会場をオウムのサマナコスしたままうろつきだした訳よ。

で他の参加者からも「同人誌即売会の会場にオウムの信者らしき人が居る」って通報が行って、あえなく別件逮捕→薬が発覚して再逮捕→前科。

オウムの飲食店に後ろから撃たれた話は初耳だったので爆笑させてもらった。