ぼくがいちばんいらだつのはむしろ自分の中のエゴイズムを直視しようとしない人たちだ。自分が善良と(誤って)自覚している人たちだ。 
彼らはいつも匿名であり集団的であり、顔を見せない。『弱いから』すべて許されると思っている。こうした善良な市民が魔女狩りのように、ありとあらゆるエゴイスト狩りを熱狂的に推し進めるんだ。