【R2】Reign of Revolution まだまだイケル
GvG特化型MMORPGの質問スレ
攻城戦は毎週土曜20〜22時
■公式サイト
┣日本公式 ttp://r2.hangame.co.jp/lp/
┗R2公式サークル ttp://circle2.hangame.co.jp/detail.nhn?circleid=C000060980
■情報サイト
┣4亀 ttp://www.4gamer.net/games/029/G002968/
┣WIKI ttp://wikiwiki.jp/r2ror/
┗駅 ttp://www.mmo-station.com/mmo/r2/
質問する前にまず情報サイトを読む事
次スレは>>950踏んだ人が立てる事
>>697
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ソ ! ヽ ',ヽ !ヽ ! ! ヽ !',',ヽ', i ,! ,!::::::
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! i ', ', ', ヽ l ', l,,-'',i ソ ', | リ ! l / /::::::::::
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! ! ! ヽ ',-ヽ-',- ',! ヾ ,r'/‐''´ ̄´ ,' ! l /:::::::::::::: あーあー・・・
、 ', !', ', ヽ ヽ', ヽヽ ' ''´ / ll l /::::::::::::::: そんな話聞きたくないよ!
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/ `゙! | ヽ i,,,,,ノ | ヽ ̄ // l ,':::::::::::::::::::::::::::: 我々は、敗戦国家の愛国的革正と、国祖建国理想の国家的再確立を目指すのもである。我が国の場合、
神武建国は民族的理想、民族的道義の政治的形成として日本国家の存在理由を明示し、歴代天皇はこうした建国理想、
建国精神の一貫した体現者であらせられ、時間と空間の両軸の中心にましますのである。しかしこうした国家の在り様は
マッカーサーとそれを継承した戦後議会政党ー党閥・党賊によって全否定され存在しないのである。大東亜戦争の以前と以降とは
同じ日本でありながら、その構成理念を異別にしているのである。
戦後国家の構成理念は西洋近代の共和革命思想から発する自由主義・民主主義で、伝来固有の国体思想ではないのである。
国体思想を以て戦後デモクラシーに代替し、纂導者を纂奪するのが思想と権力に係わる平成維新の主題なのである。
祖国の再建と国体の復権を目指す、わが大日本第弐極地運動は、まずもってわが祖国の最強力国家としての構築が不可欠であると考える。
偉大な文明闘争には「戦争状態」をも前提とした国家建設を目指さねばならない。この臨戦体制を磐石にする為の経済システムは
自給自足体制の確立であり、強力な総力国防建設、全国民に対する福祉の完備である。
輝ける大亜細亜国家連合の建設を必ずややり遂げなければならない。文化文明、思惟思想において洋の東西は相を異にしており、
理念理想の相克は必至だからまず同一のものを奉ずる者同士がひとつとならなけれぱならないのだ。日本は新しい文明と新しい秩序の世界的形成者
となるのでなければならず、その為にはまず日本自らが道義的に覚醒し世界史的民族とならなければならない。平成維新はまさにその為の
「死の跳躍」に他ならない。したがって世界観から派生する綱領は 世界の道義的統一でなければならないのである。
我国民の思想指導及び学問教育の根本方針は何処までも深く国体の本義に徹して、歴史的現実の把握と世界的世界形成の原理に基かねばならない。
英米的思想の排撃すべきは、自己優越感を以て東亜を植民地視するその帝国主義にあるのでなければならない。又国内思想指導の方針としては、
較もすれば党派的に陥る全体主義ではなくして、何処までも公明正大なる君民一体、万民翼賛の皇道でなければならない。
神皇正統記が大日本者神国なり、異朝には其たぐいなしという我国の国体には、絶対の歴史的世界性が含まれて居るのである。
我皇室が万世一系として永遠の過去から永遠の未来へと云うことは、単に直線的と云うことではなく、永遠の今として、
何処までも我々の始であり終であると云うことでなければならない。天地の始は今日を始とするという理も、そこから出て来るのである。
慈遍は神代在今、莫謂往昔とも云う(旧事本紀玄義)。日本精神の真髄は、何処までも超越的なるものが内在的、内在的なるものが超越的と云うことにあるのである。
八紘為宇の世界的世界形成の原理は内に於て君臣一体、万民翼賛の原理である。我国体を家族的国家と云っても、単に家族主義的と考えてはならない。
何処までも内なるものが外であり、外なるものが内であるのが、国体の精華であろう。義乃君臣、情兼父子である。
我国の国体の精華が右の如くなるを以て、世界的世界形成主義とは、我国家の主体性を失うことではない。これこそ己を空うして他を包む我国特有の主体的原理である。
之によって立つことは、何処までも我国体の精華を世界に発揮することである。今日の世界史的課題の解決が我国体の原理から与えられると云ってよい。
英米が之に服従すべきであるのみならず、枢軸国も之に傚うに至るであろう。
中央執行委員長 西村博之
今日の昼下がり、黒い対向車とすれ違うのが難しい狭い道路での出来事。
↓対向車と鉢合わせ
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●→ ←俺
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そこで俺のほうが待避所に近い所にあるし、とりあえずバックして
↓の図のように待つことに。
_______/ ̄\____
●→ 俺
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これで対向車は待避所に入り、すれ違う事が可能になる。
_______/ ̄\____
●俺
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↑馬鹿かこいつは。 卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍
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卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍 今朝
出勤時にぐだぐだして玄関開けっぱなしにしてたら猫が飛び込んできた。
でも猫は「あれ?ここどこ?間違えた?」みたいな感じで、俺も「玄関開いてるんだしそのうち出ていくだろ」とか思ってた。
猫は無理やり動かそうとすると抵抗するって聞いてるし。
でもうちの嫁さんは一味違かった。
嫁「旦那ッ!今・・・この『家』に、私たちの他に『スタンド使い』が・・・いるッ!」
俺の横でドドドド始める嫁。
俺「いやこれただのねk・・・・・・・しかしこれはッ!ただの『猫』かもしれなイぜッ!?」←ちょっとノってみた。これがダメだった。
嫁「いやッ!『いる』ねッ!確実にッ!」ズキューーーン
嫁「『スタンド使い』は惹かれあうんだ・・・ッ!」ゴゴゴゴゴゴ
俺「じゃ、じゃあッ!本当にこの『猫』が・・・ッ?」
嫁「そうッ!・・・さぁ、どうする?私はいつ『スタンド』を出したっていいんだぜェ〜?」ズバァァァン←猫を指さして
猫「ゴロゴロゴロゴロ・・・」←明らかに嫁を警戒してる
嫁「どうやら『隠す気はない』ようだなッ!いくぞ――――」
ここで嫁急停止。俺も急停止。猫も急停止。
ジョジョ立ちする俺と嫁の視線の先(玄関)に、近所のおばさんがいた。
ザ・ワールドの使い手だった。
819 :学生さんは名前がない:2008/05/01(木) 16:40:48 O
このスレで聞くのも恐縮なんですが、吉野家ってどういう注文システムなんですかお?( ^ω^)
松屋みたいに食券なんですかお?( ^ω^)
食べくらべしてみたいんだお( ^ω^)
821 :学生さんは名前がない:2008/05/01(木) 16:44:15 0
>>819
お新香とサラダは食べ放題だお( ^ω^)
勝手に取って食べまくるといいお( ^ω^)
885 :学生さんは名前がない:2008/05/01(木) 20:48:15 0
>>821
てめえ、一生恨んでやる
あやうく 警察沙汰だ
○ , ○>
/ ̄’☆ )
/ > /
☆をダブルクリックすると、かめはめ波が出るぞ! 334:おさかなくわえた名無しさん :2011/05/16(月) 23:44:23.24 ID:E83Av7UN [sage]
17歳くらいの頃、ワンピースのルフィに憧れてて、無駄に「おう!」とか「そうだぞ!」
みたいな返事してた。
作中での仲間たちの信頼関係に感銘を受けて、仲の良かった(今思うと一緒にいてくれていただけ)
友達が職員室に呼ばれたり、掃除さぼって先生に怒られてたりすると、
「○○のことを悲しませる奴は許さねぇ〜!!」みたいなことを叫びながら職員室の中に入っていったり、
先生に突っ込んだりした。説教を終えて戻ってきた友達に「良かったなー! お前! 俺は嬉しいぞ!」って言ったり。
気分は敵から大事な仲間を救う船長。
初めは怒られたけど、その内「はいはい、またそれね」みたいな反応をされるようになって、
自分の仲間に対する熱意が伝わらないことが悔しくて号泣したりした。
「俺は弱い…」って呟きながら崩れ落ちたりもした。
大体一年近く続けてたけど、二学期末の成績表に
「友人想いなのは大変結構ですが、落ち着きがありません。少し自分の世界に入り込む様な傾向があります」
って書かれた上に親呼び出されて三者面談。これまでの行動の一部始終を親に報告され、その夜めちゃくちゃ怒られてやめた。
その後卒業まで影でルフィとかワンピースって呼ばれた。
469 名前:鍵 投稿日:03/04/29 22:29
僕のオカルト道の師匠は当時家賃9000円の酷いアパート
に住んでいた。
鍵もドラム式で掛けたり掛けなかったりだったらしい。
ある朝目が覚めると見知らぬ男の人が枕元に座ってて
「おはようございます」
というので
「おはようございます」と挨拶すると
宗教の勧誘らしきことをはじめたから
「さようなら」といってその人おいたまま家を出てきたという
逸話がある。
防犯意識皆無の人で、僕がはじめて家に呼んでもらった時も
当然鍵なんか掛けていなかった。
470 名前:鍵 投稿日:03/04/29 22:29
酒を飲んで2人とも泥酔して、気絶するみたいにいつのまにか
眠っていた。
僕が夜中に耳鳴りのようなものを感じて目を覚ますと、横に寝て
いた師匠の顔を除き込むようにしている男の影が目に入った。
僕は泥棒だと思い、一瞬パニックになったが体が硬直して
声をあげることもできなかった。
僕はとりあえず寝てる振ふりをしながら、薄目をあけてそっちを
凝視していると男はふらふらした足取りで体を起こすと玄関の
ドアのほうへ行きはじめた。
『いっちまえ。何も盗るもんないだろこの部屋』
と必死で念じていると男はドアを開けた。
薄明かりの中で一瞬振り返ってこっちを見た時、右頬に引き攣り
傷のようなものが見えた。
男が行ってしまうと僕は師匠をたたき起こした。
「頼むから鍵しましょうよ!」もうほとんど半泣き。
471 名前:鍵 ラスト 投稿日:03/04/29 22:30
しかし師匠とぼけて曰く
「あー怖かったー。でも今のは鍵しても無駄」
「なにいってるんすか。アフォですか。ていうか起きてたんすか」
僕がまくしたてると師匠はニヤニヤ笑いながら
「最後顔見ただろ」
頷くと、師匠は自分の目を指差してぞっとすることを言った。
「メガネ」
それで僕はすべてを理解した。
僕は視力が悪い。眼鏡が無いとほとんど何も見えない。
今も間近にある師匠の顔でさえ、輪郭がぼやけている。
「眼鏡ナシで見たのは初めてだろ?」
僕は頷くしかなかった。
そういうものだとはじめて知った。
結局あれは行きずりらしい。何度か師匠の部屋に泊まったが
2度と会うことはなかった。
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│一│一│二│二│三│三│七│七│八│八│九│九│一│|一|
│萬│萬│萬│萬│萬│萬│萬│萬│萬│萬│萬│萬│萬│|萬| 僕がド田舎から某中規模都市の大学に入学した時。
とりあえず入ったサークルにとんでもない人がいた。
大学受験期にストレスからかやたら金縛りにあってて
色々怖い目にあったことから、オカルトへの興味が高まって
いた時期で、そんな話をしているとある先輩が
「キミィ。いいよ」と乗ってきてくれた。
その先輩は院生で仏教美術を専攻している人だった。
すっかり意気投合してしまい、見学にいったその日の夜ドライブ
に連れて行ってもらった。
夜食を食べに行こうと言って、えらい遠くのファミレスまで連れていか
れた。
そこは郊外のガストで、「なんでここなんですか?」って表情をしてたら
先輩曰く
「ここな、出るよ。俺のお気に入り」
アワアワ…
453 名前:師事 続き 投稿日:03/04/29 21:31
ファミレス自体始めての田舎者の僕は、それでさえ緊張してるのに
出るってアンタ。
「俺が合図したら俯けよ。足だけなら見えるはず」
そんなことを言われて飯が美味いはずがない。
もさもさ食ってると、急に耳鳴りが・・・・・
冷や汗が出始めて、手が止ると先輩が
「オイ。俯けよ」
慌ててテーブルに目を落した。
しばらくじっとしてると、ていうか動けないでいると
視線の右端、テーブルのすぐ脇を白い足がすーっと
通りすぎた。
いきなり肩を叩かれて我に返った。
「見たか?」
リングの公開前だったが、のちに見ると高山が街で女の足を見るシーン
がこれにそっくりだった。
454 名前:師事 ラスト 投稿日:03/04/29 21:32
僕が頷くと
「今のが店員の足が一人分多いっていう このガストの怪談の出所。
俺はまるまる見えるんだけどな。 顔は見ない方が幸せだ」
なんなんだ、この人。
「早く食べろ。俺嫌われてるから」
俺もわりに幽霊は見る方なんだが、こいつはとんでもない人だと
この時自覚した。
そのあと空港へ向う山道の謎の霧だとか、先輩お気に入りの
山寺巡りなどに連れまわされて、朝方ようやく解放された。
以来俺はその先輩を師匠と仰ぐことになった。
それは師匠の謎の失踪まで続く。 481 名前:そうめんの話 投稿日:03/04/29 23:31
これは怪談じゃないが話しておかなくてならない。
僕のオカルト道の師匠が、急にサークルに顔を出さなくなった。
師匠の同期の先輩がいうには大学にも来てないとのこと。
心配になって僕は師匠の家に直接いってみた。
すると案の定鍵が開いていたのでノックして乗り込むと
ゲッソリした師匠が布団に寝ている。
話を聞いてみると
「食欲が無くてもう1週間そうめんしか食べてない」
そりゃやつれるわ。と思い
僕が「何か食うもんないんですか? 死にますよ」
といって部屋をあさったが何も出てこない。
482 名前:そうめんの話 投稿日:03/04/29 23:32
「夏バテですか?」
と聞いたが答えない。何も答えてくれないので
もう知らんわい、と僕は薄情にも家を出た。
僕は師匠を恐れてはいたが、妙に彼は子供っぽいところが
あり、ある面僕はナメていた。その頃にはため口もきいたし。
二日後にまた行くと、同じ格好で寝ている。
部屋から一歩も出ずに1日中ゴロゴロしているそうだ。
「そうめんばっかりじゃもちませんよ」
と僕がいうと師匠は急に うっぷ と胸を押えて
トイレにかけこんだ。
背中をさすると、ゲロゲロと吐き始めた。
それを見ながら僕は
「白いそうめんしか食ってなくても、ゲロはしっかり茶色い
んだなぁ」と変なことを考えていたが
ふと気付いた。そういえば・・・
483 名前:そうめんの話 ラスト 投稿日:03/04/29 23:32
もう一度あさったがやはり何もない。
そうめんさえこの部屋にはないのだ。
「なに食ってるんスか先輩」
と詰め寄ったが答えてくれない。
なにかに憑かれてんじゃねーのかこの人?
と思ったが、僕にはどうしようもない。
取りあえずむりやり病院に連れて行くと、栄養失調で
即入院になった。
点滴打ってると治ったらしく4日後には退院してきたが
あの引きこもり中に何を食べていたのか、結局教えてくれなかった。
ただなぜかそれから口調が急に変わった。
「俺。オイコラ」から、大人しい「僕。〜だね。〜だよ」
になり、子供っぽさが加速した。
その一回生の夏、僕は師匠とオカルトスポットに行きまくった
のだが、おかげで頼りがいがなく色々ヤバイ目にあう。 l/l// ,. -−- .. __ /
な 絶 / / `ヽ、_人/ ご 働
い 対 // / \ ざ き
で に /_ .′ ヽ、\ \ る た
ご 働 / ,,″ / ,ィ | l ll |l l ぃ ヽ <_ /// く
ざ き ∠ 〃 -/、/ ! | l ll ll | l i '. / ’’’ な
る た /// ,.イfr_i、| | ll |l |,-H‐ i ′ い
/// く / l i //|/`┴1| |/|ィ乏了ト、 /// で
. ’’’ .′ l|/,小、 _⊥ _ リ,ハ l .' /| ∧
/`Vヽ. /\ | | | |八 /ー--‐1`メ、厶ィi |/,.イ| l / ∨\
∠__ ∨ ヽ.} | | }川ヽ. ト、 ,ィ}/ //リ l/i/リ | ′
ゝ `V , ‐ァ .' メ、トく\/ヽヽ辷ク ,ィ'/‐-/リ,∠..._ l//
\ // / // 丶 \\ \_/// / / / `メ、
ー- ヽ/ / // /〉 \ ヽ.ヽ /{丁iヽ / / \ /〉
// ー- / // /// ̄ ヾ 、 ヽ} `l | ィ\ / / /∧ / //
./ / / /ー//,′ }`ヾ i| L___// | ,.へ,.イ/} // ,レ' //
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/ _ノ \ /( ⌒) (⌒)\ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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| (__人__)| |r┬-| | (:::::::::/ ─ ─ \:::::::)
| ` ⌒´ノ \ `ー'´ / \:/ (⌒) (⌒) \ノ
| } ( r 子 | | (__人__) |
ヽ } ̄ ̄ ヽ○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\ ` ⌒´ /
ヽ ノ \と、次の瞬間!/
/ く \ |__| _ ..._.. ,\そこには元気に走り回るジョンの姿が!/
| 父 \ \ \ / \それにしてもこのオヤジ、ノリノリである/
| |ヽ、二⌒)、^ |\_____ \
| |ヽ、 ノ|
/ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄\ γ::::::::::::::::母::::::::::::::ヽ、
/ノ( _ノ \ / ─ ─ \ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
| ⌒(●)-(●)/ <○> <○>; \ γ:::::::::人::::人::人::::人::::::::ヽ
| (__人__)| (__人__) ; | (:::::::::/ \ / \:::::::)
| ` ⌒´ノ \ ` ⌒´ / \:/ (●) (●) \ノ
| } ( r 俺 | | (__人__) |
ヽ } ̄ ̄ ヽ○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\ ` ⌒´ /
ヽ ノ \今日の特集はニート問題です・・・/ /
/ く \ |__| _ ..._.. , ___ \ (__ノ
| 父 \ \ \ / |\_____ \
| |ヽ、二⌒)、^ | |ヽ、 ノ|
/ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄\ γ::::::::::::::::母::::::::::::ヽ、
/ ノ \ / ─::::::::::─ \ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
| ●)- ●)/:::::<J>:::::::<J>::::\ γ:::::::::人::::人::人::::人::::::::ヽ
| (__人__)| (__人__) | (:::::::::/ ノ ヽ \:::::::)
| U ` ⌒´ノ\ ` ⌒´ / \:/ (● (● U\ノ
| } ( r | | U (__人__) |
ヽ U } ̄ ̄ ヽ○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\ ` ⌒´ /
ヽ ノ \・・・さんが無職の息子に殺害され・・・/
/ く \ |__| _ ..._.. , ___ \ (__ノ
| 父 \ \ \ / |\_____ \
| |ヽ、二⌒)、^ | |ヽ、 ノ| 504 名前:失踪 1/5 投稿日:03/04/30 01:35
寝れないので、再度登場。
師匠との話をまだいくつか書くつもりだが、俺が途中で飽きるかも
しれんし、叩かれてへこんで止めるかもしれないので先に一連の
出来事の落ちである、師匠の失踪について書いておく。
俺が3回生(単位27。プw)の時、師匠はその大学の図書館司書の
職についていた。
そのころ師匠はかなり精神的に参ってて、よく
「そこに女がいる!」とか言っては何も無い空間にビクビクしていた。
俺は何も感じないが、俺は師匠より霊感がないので師匠には見える
んだと思って一緒にビビっていた。
変だと思いはじめたのは、3回生の秋頃。
師匠とはめったに会わなくなっていたが、あるとき学食で一緒にな
って同じテーブルについたとき
「後ろの席、何人見える?」と言いだした。
505 名前:失踪 2/5 投稿日:03/04/30 01:35
夜九時前で学食はガラガラ。後ろのテーブルにも誰も座っていなかった。
「何かみえるんすか?」というと
「いるだろう? 何人いる?」とガタガタ震えだした。
耳鳴りもないし、出る時独特の悪寒もない。
俺はその時思った。
憑かれてると思いこんでるのでは・・・・・
俺は思いついて
「大丈夫ですよ。なにもいませんよ」
というと
「そうか。そうだよね」
と安心したような顔をしたのだ。
確信した。
霊はここにいない。
師匠の頭に住みついてるのだ。
『発狂』という言葉が浮んで俺は悲しくなり、無性に泣きたかった。
506 名前:失踪 3/5 投稿日:03/04/30 01:36
百話物語りもしたし、肝試しもしまくった。
バチ当たりなこともいっぱいしたし、降霊実験までした。
いいかげん取り憑かれてもおかしくない。
でも多分師匠の発狂の理由は違う。
食事をした3日後に師匠は失踪した。
探すなという置手紙があったので、動けなかった。
師匠の家庭は複雑だったらしく、大学から連絡がいって叔母
とかいう人がアパートを整理しに来た。
すごい感じ悪いババアで、親友だったと言ってもすぐ追い出された。
師匠の失踪前の様子くらい聞くだろうに。
結局それっきり。
しかし俺なりに思うところがある。 他人の不幸で今日も飯がうまい!!
+ ____ +
+ /⌒ ⌒\ +
キタ━━━//・\ ./・\\━━━━!!!!
+ /::::::⌒(__人__)⌒:::::\ +
| ┬ トェェェイ |
+ \│ `ー'´ / +
_|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_
> <
/ ─ / /_ ──┐ヽ| |ヽ ム ヒ | |
\/ ─ / / ̄ / / | ̄| ̄ 月 ヒ | |
ノ\ __ノ _ノ \ / | ノ \ ノ L_い o o 507 名前:失踪 4/5 投稿日:03/04/30 01:37
俺が大学に入った頃、まことしやかに流れていた噂。
「あいつは人殺してる」
冗談めかして先輩たちが言っていたが、あれは多分真実だ。
師匠はよく酔うと言っていたことがある。
「死体をどこに埋めるか。それがすべてだ」
この手のジョークは突っ込まないという暗黙のルールがあったが
そんな話をするときの目がやたら怖かった。
そして今にして思い、ぞっとするのだが
師匠の車でめぐった数々の心霊スポット。
中でもある山(皆殺しの家という名所)に行ったときこんなこと
を言っていた。
「不特定多数の人間が深夜、人を忍んで行動する。
そして怪奇な噂。
怨恨でなければ、個人は特定できない」
508 名前:失踪 5/5 投稿日:03/04/30 01:39
聞いた時はなにをいっているのか分らなかったが、多分
師匠は心霊スポットを巡りながら埋める場所を探していた
のではないだろうか。
俺がなによりぞっとするのは、俺が助手席に乗っているとき
あの車のトランクのなかにそれがあったなら・・・・・・
今思うとあの人についてはわからないことだらけだ。
ただ「見える」人間でも心の中に巣食う闇には勝てなかった。
性格が変わった、あのそうめん事件のころから師匠は
徐々に狂いはじめていたのではないだろうか。
師匠の忘れられない言葉がある。
俺がはじめて本格的な心霊スポットに連れて行かれ、ビビリ
きっているとき師匠がこういった。
「こんな暗闇のどこが怖いんだ。目をつぶってみろ。
それがこの世で最も深い闇だ」 598 名前:東山ホテル 1/6 投稿日:03/04/30 12:21
強烈な体験がある。
夏だからーという安直な理由でサークル仲間とオカルトスポットに
行くことになった。
東山峠にある東山ホテルという廃屋だ。
俺はネットで情報を集めたが、とにかく出るということなのでここに
きめた。
とにかく不特定多数の証言から
「ボイラー室に焼け跡があり、そこがヤバイ」
などの情報を得たが特に
「3階で人の声を聞いた」
「何も見つからないので帰ろうとすると3階の窓に人影が見えた」
と、3階に不気味な話が集中しているのが気に入った。
雰囲気を出すために俺の家でこっくりさんをやって楽しんだあと
12時くらいに現地へ向った。
男4女4の大所帯だったので、結構みんな余裕だったが東山ホテル
の不気味な大きい影が見えてくると空気が変わった。
599 名前:東山ホテル 2/6 投稿日:03/04/30 12:22
隣接する墓場から裏口に侵入できると聞いていたので、動きやす
い服を来てこいとみんなに言っておいたが、肝心の墓場がない。
右側にそれらしいスペースがあるが広大な空き地になっている。
「墓なんてないぞ」
と言われたが、懐中電灯をかざして空き地の中に入ってみると
雛壇のようなものがあり、変な形の塔が立っていた。
「おい、こっち何か書いてある」
言われて記念碑のみたいなものを照らして見ると
「殉職者慰霊塔」
ヒィィー
昭和3×年 誰某 警部補
みたいなことが何十と列挙されていた。
もうその佇まいといい、横の廃屋といい、女の子の半分に泣きが
入った。
男まで「やばいっすよここ」と真剣な顔してい出だす始末。
600 名前:東山ホテル 3/6 投稿日:03/04/30 12:22
俺もびびっていたが帰ってはサブすぎるので、なんとかなだめ
すかして奥にある沢を越えホテルの裏口に侵入した。
敷地から、1ヵ所開いていた窓を乗り越えて中に入ると部屋は
電話機やら空き缶やら様々なゴミが散乱していた。
風呂場やトイレなど、汚れてはいたが使っていたそのまま
の感じだ。
部屋から廊下にでると剥がれた壁や捲くれあがった絨毯で
いかにもな廃屋に仕上がっている。
懐中電灯が2個しかないのでなるべく離れない様にしながら
各個室やトイレなどの写真をとりまくった。
特に台所は用具がまるまる残っていて、帳簿とかもあった。
噂だがここはオーナーが気が狂って潰れたという。
1階を探索して少し気が大きくなったので2階へ続く階段を見つ
けて、のぼった。
2階のフロアについて、噂の3階へそのまま行こうかと話していた
時だ。
┏━━━━━━━━━━━━┓
┃>>1のなまえをいれてください┃
┗━━━━━━━━━━━━┛
. ┏━━なまえ━━┓
. ┃ きちがい .┃
. ┃  ̄ ̄ ̄ ̄ .┃
┏━━━━━━━┻━━━━━━━━┓
┃あ い う え お は ひ ふ へ ほ .┃
┃か き く け .こ ま み む め も ┃
┃さ し す せ そ や ゆ .よ ┃
┃た ち つ て と ら .り る .れ ろ ┃
┃な に ぬ ね の .わ を ん ┃
┃っ .ゃ .ゅ ょ ゙ ゚ もどる.l>おわり.┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 601 名前:東山ホテル 4/6 投稿日:03/04/30 12:23
急に静寂のなかに電話のベルが鳴り響いた。
3階の方からだ。
女の子が悲鳴をあげてしまった。
連鎖するように動揺が広がって何人か下へ駆け降りた。
「落ちつけ。落ちつけって」
最悪だ。パニックはよけいな事故を起こす。
俺は上がろうか降りようか逡巡したが、ジリリリリリという
気味の悪い音は心臓に悪い。
「走るな。ゆっくり降りろよ」
と保護者の気分で言ったが、懐中電灯を持っている二人は
すでに駆け降りてしまっている。
暗闇がすうっと下りてきて、ぞっとしたので俺も慌てて走った。
広くなっている1階のロビーあたりで皆は固まっていた。
俺が着いたときに、ふっ、と電話は止った。
603 名前:東山ホテル 5/6 投稿日:03/04/30 12:25
「もう帰る」
と泣いてる子がいて、気まずかった。
男たちも青い顔をしている。
その時一番年長の先輩が口を開いた。
俺のオカルト道の師匠だ。
「ゴメンゴメン。ほんとにゴメン」
そういいながらポケットから携帯電話を取り出した。
「こんなに驚くとは思わなかったから、ゴメンね」
曰く、驚かそうとして昼間に携帯を一台3階に仕込んでおいたらしい。
それで頃合をみはからってこっそりそっちの携帯に電話したと。
アフォか! やりすぎだっつーの。
もうしらけてしまったので、そこで撤退になった。
帰りしな師匠が言う。
「あそこ洒落にならないね」
洒落にならんのはアンタだと言いそうになったが師匠は続けた。
604 名前:東山ホテル 6/6 投稿日:03/04/30 12:26
「僕たちが慰霊塔見てる時、ホテルの窓に人がいたでしょ」
見てない。あの時ホテルのほうを見るなんて考えもしない。
「夏だからDQNかと思ったけど、中に入ったら明らかに違った。
10人じゃきかないくらい居た。上の方の階」
「居たって・・・」
「ネタのためにケータイもう一個買うほどの金あると思う?」
そこで俺アワアワ状態。
「あれはホテルの電話。音聞いたでしょ。じりりりりり」
たしかに。
みんなを送って行ったあと、師匠がとんでもないことを言う。
「じゃ、戻ろうかホテル」
俺は勘弁してくれと泣きつき、解放された。
しかし師匠は結局一人でいったみたいだった。
後日どうなったか聞いてみると、ウソか本当かわからない表情で
「また電話が掛かってきてね。出ても受話器からジリリリリリリ。
根性なしが!! って一喝したらホテル中のが鳴り出した。
ヤバイと思って逃げた」 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃\(^o^)//(^o^)\ (^o^) ┗(^o^ )┓.┃┏━━━━┓
┃HP: 0 HP: 0 HP: 0 HP: 0┃┃樹海に.. ┃
┃MP: 0 MP: 0 MP: 0 MP: 0┃┃いこうぜ! ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛┗━━━━┛
___
|現実→|
 ̄|| ̄
||
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃現実があらわれた!! ┃
┃\(^o^)/はにげだした!! ┃
┃しかしまわりこまれてしまった!! ┃
┃現実からは逃げられない!! ┃
┃ ┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ,、-―-、
丿 <`) __
,、- ''' "二ヽ_(ヽ'`(二ニ・ | \_
/ 、 !__'、_┌´ │ / `' ー┐
/ ヽ | ` | | |
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_| '、| ミ/ ゙、 |_,∠-''´ ̄`'ー、  ̄|-''" |
\|. | l___l / ̄ヾ`´` | ̄ ̄ ̄`'''iー、
. |/゙|  ̄ ヽ_,、-''´`ヽ _,、,、,、,、_|______|_
| ( ´ ,、- ''゙ 丿 ヾ二二二二二二二二二|ニ!
ヽ<二二二二二>~/ / / └‐┬─‐────┬┘
フ,||, / / / │ │
''´ | | _ノ /. │ │
. | | >/ ./ │ │ 631 名前:コジョウイケトンネル 投稿日:03/04/30 20:52
師匠には見えて、僕には見えないことがしばしばあった。
夏前ごろ、オカルト道の師匠に連れられてコジョウイケトンネルに
深夜ドライブを敢行した。
コジョウイケトンネルは隣のK市にある有名スポットで、近辺で5指に入る
名所だ。
K市にはなぜか異様に心霊スポットが多い。
道々師匠が見所を説明してくれた。
「コジョウイケトンネルはマジで出るぞ。手前の電話ボックスもヤバイが
トンネル内では入りこんでくるからな」
入りこんでくるという噂は聞いたことがあった。
「特に3人乗りが危ない。一つだけ座席をあけていると、そこに乗ってくる」
僕は猛烈に嫌な予感がした。
師匠の運転席の隣にはぬいぐるみが座っていた。
僕は後部座席で一人観念した。
「乗せる気ですね」
トンネルが見えてきた。
632 名前:コジョウイケトンネル 続き 投稿日:03/04/30 20:52
手前の電話ボックスとやらにはなにも見えなかったが、トンネル内に入ると
さすがに空気が違う。
思ったより暗くて僕はキョロキョロ周囲を見まわした。
少し進んだだけで、これは出る、と確信する。
耳鳴りがするのだ。
僕は右側に座ろうか左側に座ろうか迷って、真ん中あたりでもぞもぞし
ていた。
右側の対抗車線からくるか、左の壁側からくるのか。
ドキドキしていると、いきなり師匠が叫んだ。
「ぶっ殺すぞコラァッァ!!!」
僕が言われたのかと縮みあがった。
「頭下げろ、触られるな」
耳鳴りがすごい。しかし何も見えない。
慌てて頭を下げるが、見えない手がすり抜けたかと思うと心臓に悪い。
「逃げるなァ!! 逃げたらもう一回殺す!」
633 名前:コジョウイケトンネル ラスト 投稿日:03/04/30 20:53
師匠が啖呵を切るのはなんどか見たが、これほど壮絶なのは初めて
だった。
「おい、逃がすな、はやく写真とれ」
心霊写真用に僕がカメラを預かっていたのだ。
しかし・・・
「どっちっスか」
「はやく、右の窓際」
「見えませんッ」
「タクシーの帽子! 見えるだろ。 逃げるなコラァ! 殺すぞ」
「見えません!」
ちっ、と師匠は舌打ちして前を向き直った。
ブレーキ掛ける気だ・・・
俺は真っ青になって、めったやたらにシャッターを切った。
トンネルを出た時には生きた心地がしなかった。
後日現像された写真を見せてもらうとそこには窓と、そのむこうのトン
ネル内壁のランプが写っていた。
師匠は不機嫌そうに言った。
「俺から見て右の窓だった」
よく見ると窓にうつるカメラを構えた僕の肩の後ろに、うっすらとタクシー
帽を被った初老の男の怯えた顔が写っていた。
585 名前:ウニ 投稿日:03/05/06 15:50
一度消えた身でありながら、不本意な断筆であったために
悶々としておりました。
一夜限りの復活お許し願います。
ローカルネタは、詳しい人がいるようなので避けます。
3話ありますが、最後の話をどうしても書きたかったのです。
586 名前:奇形 1/6 投稿日:03/05/06 15:52
俺にはオカルト道の師匠がいるのだが、やはり彼なりの霊の捉え方が
あってしばしば「霊とはこういうもの」と講釈をしてくれた。
師匠曰く、
ほとんどの霊体は自分が死んでいることをよくわかっていない。
事故現場などにとどまって未だに助けを求めているやつもいれば、
生前の生活行動を愚直に繰り返そうとするやつもいる。
そういうやつは普通の人間が怖がるものはやっぱり怖いのさ。
ヤクザも怖ければ獰猛な犬も怖い。キチガイも。
怒鳴ってやるだけで、可哀相なくらいびびるやつもいる。
問題は恫喝にもびびらないやつ。
自分が死んでいることを理解しているやつには関わらない方がいい。
といったことなどをよく言っていたが、これは納得できる話だしよく
聞く話だ。
しかし、ある時教えてくれたことは師匠以外の人から聞いたことがなく、
未だにそれに類する話も聞いたことがない。
俺の無知のせいかもしれないが、このスレの人たちはどう思うだろうか。
587 名前:奇形 2/6 投稿日:03/05/06 15:53
大学二年の夏ごろ、俺は変わったものを立て続けに見た。
最初ははじめて行ったパチンコ屋で、パチンココーナーをウロウロしていると
ある台に座るオッサンの異様に思わず立ち止まった。
下唇が異常なほど腫れあがって垂れ下がっている。
ほとんど胸に付くくらい、ボテっと。
そういう病気の人もいるんだなあと思い、立ち去ったがその次の日のこと。
街に出るのにバスに乗り、乗車口正面の席に座ってぼうっとしていると
前の席に座る人の手の指が多いことに気付いた。
肘掛に乗せている手の指がどう数えても6本あるのだ。
左端に親指があるのはいいのだが反対の端っこに大きな指がもう一本生
えている。
多指症というやつだろうか。
その人は俺よりさきに降りていったが、他の誰もジロジロみている気配は
なかった。
気付かないのか、と思ったがあとで自分の思慮のなさに思い至った。 \| | | | | | |/ \| | | | | | | | | /
≡ ≡ , -=ミ;彡⌒`丶、 ≡ ≡
≡ : ち 本 ≡ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶 ≡ 貴 こ ≡
≡ : ゅ 名 ≡ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ≡ 方 れ ≡
≡! かで ≡ l:::\ヽ,.久ノtゝミン、ノノン、:::::::l ≡ の が ≡
≡ ≡ !:::::/゙丶、\~` ヾ( l::::::ノ ≡ ≡
/| | | | | | |\ ,..','"//゙ヽ、_ ゙\,== 〈:::::j /| | | | | | | | |\
/ -‐'/ィ赱、 iヽ ゙丶、_l:イ
/ lヘ `"" ,l. l) ゙丶!
// / ヽ  ̄ ヽi_,. -‐------、 ヽ, 、
,、/ i _ -‐''', ̄/_lj_ } ,' /ヽ-へ \
/ ) _/ l、{ ^' ='= '^' / |、 \ \ ヽ,、
/ / ̄/ /lヽ、 `""´ / ,. ゝ \_ -‐'' \
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、_ニ-一''~ ヽ | \_`i 丶,,,,、 } ヽ_丿
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_ノ / i i__ . ノ /__,l ̄i __/ (___ /__,--, / /____/
/__,/ ゝ、__| /___,、__i /___,.ノゝ_/ /___ノ 588 名前:奇形 3/6 投稿日:03/05/06 15:53
そしてまた次の日、今度は小人を見た。
これもパチンコ屋だが、子供がチョロチョロしてるなあと思ったら顔を見ると
中年だった。
男か女かよくわからない独特の顔立ちで、甲高い声で「出ないぞ」みたいな
ことを言っていた。
足もまがってるせいか、かなり小さい。背の低い俺の胸までもないくらい。
こんどはあまりジロジロ見なかったが、奇形を見るのが立て続いたので
そういうこともあるんだなあと不思議な気持ちになった。
このことを師匠に話すと、喜ぶと思いきや難しい顔をした。
師匠は俺を怖がらせるのが好きなので「祟られてるぞ」とか
無責任なことを言いそうなものだったが。
暫く考えて師匠は両手を変な形に合わせてから口を開いた。
「一度見ると、しばらくはまた他人を注意して見るようになる。
そういうこともあるさ。蓋然性の問題だね。
ただ、さっきの話でひとつおかしいところがある。 」
590 名前:奇形 4/6 投稿日:03/05/06 15:55
「乗車口正面の席は右手側に窓があるね」
何を言い出すのかと思ったが頷いた。
「当然その前の席も同じだ。さて、君が見た肘掛に乗せた手は
右手でしょうか、左手でしょうか」
意味がわからなかったので、首を振った。
「窓際に肘掛があるバスもあるけど、君によく見え、また他の人が気づ
かないのを不思議に思うという状況からしてその肘掛は通路側だ。
ということは親指が左側にあってはよくないね」
あっ、と思った。
「左手が乗ってなきゃいけないのに、乗っていたのはまるで右手だね。
6本あったことだけじゃなく、そこにも気付くはずだ。聞いただけの
僕にもあった違和感が、ジロジロ見ていた君にないのはおかしい」
これから恐ろしいことを聞くような気がして、冷や汗が流れた。
「他の2つの話では、女なのか男なのか容姿に触れた部分があったけど
バスの話では無い。席を立ったのだから、見ているはずなのに。
見えているものの記憶がはっきりしない。君はあやふやな部分を無意識
に隠し、それをただの奇形だと思おうとしている。
もう一度聞くがそれをジロジロ見ていたのは君だけなんだね?」 591 名前:奇形 5/6 投稿日:03/05/06 15:55
師匠は組んだ手を掲げた。
「いいかい。利き腕を出して。君は右だね。掌を下にして。その手の上に
左の掌を下にしてかぶせて。 親指以外が重なるように。そうそう。
左の中指が右の薬指に重なるくらいの感じ。左が気持ち下目かな。
残りの指も長さが合わなくても重なるように。すると指は6本になるね」
これはやってみてほしい。
「親指が2本になり、左右対象になったわけだ。どんな感じ?」
不思議な感覚だ。落ち着くというか。安心するというか。
普通に両手を合わせるよりも一体感がある。
そのまま上下左右に動かすと特に感じる。
「これは人間が潜在意識のなかで望んでいる掌の形だよ。
左右対象で、両脇の親指が均等な力で物を掴む。
僕はこんな『親指が二本ある幽霊』を何度か見たことがある」
592 名前:奇形 6/6 投稿日:03/05/06 15:55
「あれは俺だけに見えていた霊だったと?」
「多分ね。 たまにいるんだよ。生前のそのままの姿でウロつく霊も
いれば、より落ちつくように、不安定な自分を保とうとするように、
両手とも利き腕になっていたり、左右対象の6本指になっていたり・・・
本人も無意識の内に変形しているヤツが。」
師匠はそう言って擬似6本指で俺にアイアンクローを掛けてきた。
不思議な話だった。
そんな話は寡聞にして聞いたことがない。
両手とも利き腕だとか・・・・
怪談本の類はかなり読んだけどそういうことに触れている本には
お目にかかったことが無い。
師匠のはったりなのか、それとも俺の知らない世界の道理なのか。
いまは知りようもない。 655 名前:歩くさん 1/4 投稿日:03/05/06 23:21
僕の畏敬していた先輩の彼女は変な人だった。
先輩は僕のオカルト道の師匠であったが、彼曰く
「俺よりすごい」
仮に歩くさんとするが、学部はたしか文学部で学科は忘れてしまった。
大学に入ったはじめの頃に歩くさんと、サークルBOXで2人きりになった
ことがあった。
美人ではあるが表情にとぼしくて何を考えているかわからない人だったので
僕ははっきりこの人が苦手だった。
ノートパソコンでなにか書いていたかと思うと急に顔を上げて変なことを言った。
「文字がね、口に入ってくるのよ」
ハア?
「時々夜文章書いてると、書いた文字が浮き上がって私の口に入りこんでくるのよ」
「は、はあ」
な、何?この人。
656 名前:歩くさん 2/4 投稿日:03/05/06 23:21
「わかる? それが止らないのね。書いた分より多いのよ。いつまでも口に
入りつづけるのよ。そのあいだ口を閉じられないの。私はそれが一番怖い」
真剣な顔をして言うのだ。
当時は電波なんて言葉は流通してなかったがモロに電波だった。
しかしただのキチ○ガイでもなかった。
頭は半端じゃなく切れた。師匠がやり込められるのを度々見ることがあった。
歩くさんはカンも鋭くて、バスが遅れることを言い当てたり、「テレビのチャンネル
を変えろ」というので変えると巨人の松井がホームランを打つところだったりした
ことがしばしばだった。
ある時師匠になにげなく歩くさんってなんなんですかねーと言ってみると
「エドガーケイシーって知ってるか?」と言う。
「もちろん知ってますよ。予知夢だか催眠状態だかで色々言い当てる人でしょ」
「それ。たぶん、歩くも」
657 名前:歩くさん 3/4 投稿日:03/05/06 23:22
「どういうことですか」
「あいつの寝てるところを見せてやりてえよ。怖いぞ」
どう怖いのか、よくわからなかったがはぐらかされた。
「エドガーケイシーはちょっと専門外だが、やつみたいな後天的ショック
じゃなく、歩くはおそらく先天的な体質だ」
「予知夢見るわけですか?」
「よく分らん。起きてるのかどうかも分らん。ただあたりもするし、外れもする。
お前が金縛り中にみるっていう擬似体験に近いのかもしれん」
僕は金縛り中に「起きたつもりがまたベットの中」という、わりによく聞く現象に
しばしばあっていたのだが、それが時に長時間、ひどい時は丸1日生活したあげく
巻き戻るということがあり、自分でも高校時代に金縛りノートを作って研究していた。
師匠がそのノートをやたら気に入り、くれくれうるさいのであげてしまっていた。
今思うと、歩くさんの体質を調べる資料として欲しがったのではないだろうか。 658 名前:歩くさん 4/4 投稿日:03/05/06 23:22
「先輩は歩くさんを一人じめしてるわけですか」
師匠はニヤっと笑って懐からフロッピーを出して振ってみせた。
それはタイミングが良すぎたのでたぶんハッタリだが、師匠がなんらかの
形で歩くさんファイルみたいなものを作っていたのは間違いない。
そんなことよりも僕がぞっとしたのは、歩くさんが卒業する時
「洪水に気をつけろ」みたいなことを僕に言ったことだ。
そのことをすっかり忘れていたが、僕は就職に失敗して今田舎に帰って
いるのだが、実家はモロに南海大地震が来たら水没しかねない立地
条件にあるのだ。
次の南海地震の死者は県内で最大3万人と最近の推計が出ている。
勘弁してくれ。マジで怖い。
あと何年で来るんだよー。メソメソ 660 名前:壷 1/6 投稿日:03/05/06 23:26
これは俺の体験の中でもっとも恐ろしかった話だ。
大学1年の秋頃、俺のオカルト道の師匠はスランプに陥っていた。
やる気がないというか、勘が冴えないというか。
俺が「心霊スポットでも連れて行ってくださいよ〜」
と言っても上の空で、たまにポケットから1円玉を4枚ほど出したかとおもうと
手の甲の上で振って、
「駄目。ケが悪い」
とかぶつぶつ言っては寝転がる始末だった。
それがある時急に「手相を見せろ」と手を掴んできた。
「こりゃ悪い。悪すぎて僕にはわかんない。気になるよね? ね?」
勝手なことを言えるものだ。
「じゃ、行こう行こう」
無理やりだったが師匠のやる気が出るのは嬉しかった。
どこに行くとは言ってくれなかったが、俺は師匠に付いて電車に乗った。
ついたのは隣の県の中核都市の駅だった。
駅を出て、駅前のアーケード街をずんずん歩いて行った。
661 名前:壷 2/6 投稿日:03/05/06 23:27
商店街の一画に『手相』という手書きの紙を台の上に乗せて座っているおじ
さんがいた。
師匠は親しげに話しかけ、「僕の親戚」だという。
宗芳と名乗った手相見師は「あれを見に来たな」というと不機嫌そうな顔を
していた。
宗芳さんは地元では名の売れた人で、浅野八郎の系列ということだった。
俺はよくわからないままとりあえず手相を見てもらったが、女難の相が出てる
こと以外は特に悪いことも言われなかった。
金星環という人差し指と中指の間から小指まで伸びる半円が強く出ている
といわれたのが嬉しかった。芸術家の相だそうな。
先輩は見てもらわないんですか?と言うと、宗芳さんは師匠を睨んで
「見んでもわかる。死相がでとる」
師匠はへへへと笑うだけだった。
夜の店じまいまできっかり待たされて、宗芳さんの家に連れて行ってもらった。
大きな日本家屋だった。
手相見師は道楽らしかった。
664 名前:壷 3/6 投稿日:03/05/06 23:27
晩御飯のご相伴にあずかり、泊まって行けというので俺は風呂を借りた。
風呂からでると、師匠がやってきて「一緒に来い」という。
敷地の裏手にあった土蔵に向うと、宗芳さんが待っていた。
「確かにお前には見る権利があるが、感心せんな」
師匠は硬いことを言うなよ、と土蔵の中へ入って行った。
土蔵の奥に下へ続く梯子のような階段があり、俺たちはそれを降りた。
今回の師匠の目的らしい。
俺はドキドキした。
師匠の目が輝いているからだ。
こういう時はヤバイものに必ず出会う。
思ったより長く、まるまる地下二階くらいまで降りた先には、畳敷きの地下室
があった。
黄色いランプ灯が天井に掛かっている。
六畳ぐらいの広さに壁は土が剥き出しで、畳もすぐ下は土のようだった。
もともとは自家製の防空壕だったと、あとで教わった。 665 名前:壷 4/6 投稿日:03/05/06 23:28
部屋の隅に異様なものがあった。
それは巨大な壷だった。
俺の胸ほどの高さに、抱えきれない横幅。
しかも見なれた磁器や陶器でなく、縄目がついた素焼きの壷だ。
「これって、縄文土器じゃないんスか?」
宗芳さんが首を振った。
「いや、弥生式だな。穀物を貯蔵するための器だ」
そんなものがなんでここにあるんだ? と当然思った。
師匠は壷に近づくとまじまじと眺めはじめた。
「これはあれの祖父がな、戦時中のどさくさでくすねてきたものだ」
宗芳さんは俺でも知っている遺跡の名前をあげた。
その時、師匠が口を開いた。
「これが穀物を貯蔵してたって?」
笑ってるようだ。
黄色い灯りの下でさえ、壷は生気がないような暗い色をしていた。
宗芳さんが唸った。
「あれの祖父はな、この壷は人骨を納めていたという」
666 名前:壷 5/6 投稿日:03/05/06 23:28
「見えると言うんだ。壷の口から覗くと、死者の顔が」
俺は震えた。
秋とはいえ、まだ初秋だ。肌寒さには遠いはずが、寒気に襲われた。
「ときに壷から死者が這い上がって来るという。死者は部屋に満ち、
土蔵に満ち、外から閂をかけると町中に響く声で泣くのだという」
俺は頭を殴られたような衝撃を受けた。
くらくらする。頭の中を蝿の群れが飛び回っているようだ。
鼻をつく饐えた匂いが漂い始めた。
まずい。この壷はまずい。
霊体験はこれでもかなりしてきた。
その経験がいう。
師匠は壷の口を覗き込んでいた。
「来たよ。這いあがって来てる。這いあがれ。這いあがれ」
目が爛々と輝いている。
耳鳴りだ。蝿の群れのような。
今までにないほどの凄まじい耳鳴りがしている。
667 名前:壷 6/6 投稿日:03/05/06 23:30
バチンと音がして灯りが消えた。
消える瞬間に青白い燐が壷から立つのが確かに見えた。
「いかん、外に出るぞ」宗芳さんが慌てて言った。
「見ろよ! こいつらは2千年立ってもまだこの中にいるんだよ!」
宗芳さんは喚く師匠を抱えた。
「こいつら人を食ってやがったんだ! これが僕らの原罪だ!」
俺は腰が抜けたようだった。
「ここに来い。僕の弟子なら見ろ。覗き込め。この闇を見ろ。
此岸の闇は底無しだ。あの世なんて救いはないのさ。
食人の、共食いの業だ! 僕はこれを見るたびに確信する!
人間はその本質から生きる資格のないクソだと!」
俺はめったやたらに梯子を上り、逃げた。
宗芳さんは師匠を引っ張り出し、土蔵を締めると今日はもう寝て明日帰れと言った。
その夜、一晩中強い風が吹き俺は耳を塞いで眠った。
その事件のあと、師匠は元気を、やる気を取り戻したが俺は複雑な気持ちになった。 27 名前:降霊実験 1/9 投稿日:03/05/10 00:13
大学一年目のGWごろから僕はあるネット上のフォーラムによく顔を出していた。
地元のオカルト好きが集まる所で、深夜でも常に人がいて結構盛況だった。
梅雨も半ばというころにそこで「降霊実験」をしようという話が持ち上がった。
常連の人たちはもう何度かやっているそうで、オフでの交流もあるらしかった。
オカルトにはまりつつあった僕はなんとか仲間に入りたくて
「入れて入れて。いつでもフリー。超ひま」とアピールしまくってokがでた。
中心になっていたkokoさんという女性が彼女曰く霊媒体質なのだそうで、
彼女が仲間を集めて降霊オフをよくやっていたそうである。
日にちが決まったが、都合がつく人が少なくて
koko みかっち 京介 僕
というメンバーになった。
人数は少ないが3人とも常連だったので、「いいっしょー?」
もちろん異存はなかったが、僕は新入りのくせにある人を連れて行きたくてうずうず
していた。
それは僕のサークルの先輩で僕のオカルト道の師匠であり、霊媒体質でこそないが
いわゆる「見える」人だった。
この人の凄さに心酔しつつあった僕はオフのメンバーに自慢したかったのだ。
しかし師匠に行こうと口説いても頑として首を縦に振らない。
めんどくさい。ばかばかしい。子守りなんぞできん。
僕はなんとか説得しようと詳しい説明をしていたら、kokoさんの名前を出した所で
師匠の態度が変わった。
29 名前:降霊実験 2/9 投稿日:03/05/10 00:14
「やめとけ」というのである。
なぜですか、と驚くと「怖い目にあうぞ」
口振りからすると知っている人のようだったが、こっちは怖い目にあいたくて参加する
のである。
「まあ、とにかく俺は行かん。何が起きてもしらんが、行きたきゃ行け」
師匠はそれ以上なにも教えてくれなかったが、師匠のお墨付きという、思わぬ所から
のオフの楽しみが出てきた。
当日市内のファミレスで待ち合わせをした。
そこで夕食を食べながらオカルト談義に花を咲かせ、いい時間になったら会場である
kokoさんのマンションに移動という段取りだった。
kokoさんは綺麗な人だったが、抑揚のないしゃべり方といい気味の悪い印象をうけた。
みかっちさんはよく喋る女性で、kokoさんは時々それに相槌をこっくり打つという感じだ。
驚いたことに2人とも僕の大学の先輩だった。
「キョースケはバイトあるから、あとで直接ウチにくるよ」とkokoさんがいった。
僕はなんとなく恋人どうしなのかなあ、と思った。
そして夜の11時を回るころみかっちさんの車で3人でマンションに向かった。 30 名前:降霊実験 3/9 投稿日:03/05/10 00:14
京介さんからさらに遅れるという連絡が入り、もう始めようということになった。
僕は俄然ドキドキしはじめた。
kokoさんはマンションの一室を完全に目張りし、一切の光が入らないようにしていた。
こっくりさんなら何度もやったけれど、こんな本格的なものははじめてだ。
交霊実験ともいうが、降霊実験とはつまり霊を人体に降ろすのである。
真っ暗な部屋にはいると、ポッと蝋燭の火が灯った。
「では始めます」
kokoさんの表情から一切の感情らしきものが消えた。
「今日は初めての人がいるので説明しておきますが、これから何が起こっても決して
騒がず、心を平静に保ってください。心の乱れは必ず良くない結果を招きます」
kokoさんは淡々と喋った。みかっちさんも押し黙っている。
僕は内心の不安を隠そうと、こっくりさんのノリで
「窓は開けなくてもいいんですか?」と言ってみた。
kokoさんは能面のような顔で僕を睨むと囁いた。
「窓は霊体にとって結界ではありません。通りぬけることを妨げることはないのです。
しかしこれから行なうことは私の体を檻にすること。うまく閉じこめられればいいの
ですが、万が一・・・・」
そこで口をつぐんだ。僕はやりかえされたわけだ。
逃げ出したくなるくらい心臓が鳴り出した。
しかしもう後戻りはできない。
降霊実験が始まった。
31 名前:降霊実験 4/9 投稿日:03/05/10 00:15
僕は言われるままに目を閉じた。
蝋燭の火が赤くぼんやりと瞼にうつっている。
どこからともなくkokoさんの声が聞こえる。
「・・・ここはあなたの部屋です。見覚えのある天井。窓の外の景色。
・・・さあ起き上がってみてください。伸びをして、立つ。
・・・すると視界が高くなりました。あたりを見まわします。
・・・扉が目に入りました。あなたは部屋の外に出ようとしています」
これは。
あれではないだろうか。目をつぶって頭の中で自分の家を巡るという。
そしてその途中でもしも・・・という心理ゲームだ。
始める直前にkokoさんがいった言葉が頭をかすめた。
『普通は霊媒に降りた後、残りの人が質問をするという形式です。
しかし私のやりかたでは、あなた方にも<直接>会ってもらいます』
僕は事態を飲みこめた。恐怖心は最高潮だったが、こんな機会はめったにない。
鎮まれ心臓。鎮まれ心臓。
僕はイメージの中へ没頭していった。 32 名前:降霊実験 5/9 投稿日:03/05/10 00:15
く。
という変な声がしてkokoさんが体を震わせる気配があった。
「手を繋いでください。輪に」
目を閉じたまま手探りで僕らは手を繋いだ。
フッという音とともに蝋燭の火照りが瞼から消え、完全な暗闇が降りてきた。
かすかな声がする。
「・・・あなたは部屋をでます。廊下でしょうか。キッチンでしょうか。
いつもと変わりない、見なれた光景です。あなたは十分見まわしたあと、
次の扉を探します・・・」
僕はイメージのなかで下宿ではなく、実家の自室にいた。
すべてがリアルに思い描ける。
廊下を進み、両親の寝室を開けた。
窓から光が射し込んでいる。畳に照り返して僕は目を細める。
僕は階段を降り始めた。キシキシ軋む音。手すりの感触。
すぐ左手に襖がある。客間だ。いつも雨戸を降ろし、昼間でも暗い。
僕は子供の頃ここが苦手だった。
かすかな声がする。
「・・・あなたは歩きながら探します。
・・・いつもと違うところはないか。
・・・いつもと違うところはないか」
いつもと違うところはないか。僕は客間の電気をつけた。
真ん中の畳の上に切り取られた手首がおちていた。
33 名前:降霊実験 6/9 投稿日:03/05/10 00:16
僕は息を飲んだ。
人間の右手首。切り口から血が滴って畳を黒く染めていた。
この部屋にいてはいけない。
僕は踵を返して部屋を飛び出した。
廊下を突っ切り、1階の居間に飛びこんだ。
ダイニングのテーブルの上に足首がころがっていた。
僕はあとずさる。
まずい。失敗だ。この霊は、やばい。
もう限界だ。僕は目を明けようとした。
開かなかった。僕は叫んだ。
「出してくれ!」
だがその声は誰もいない居間に響くだけだった。
僕は走った。家の勝手口に僕の靴があった。
履く余裕もなく、ドアをひねる。だが押そうが引こうが開かない。
「出してくれ!」
ドアを両手で激しく叩いた。
どこからともなくかすかな声がする。
しかしそれはもう聞き取れない。
僕は玄関の方へ走った。途中で何かにつまずいて転んだ。
痛い。痛い。本当に痛い。
つまづいたものをよく見ると、両手足のない人間の胴体だった。
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l_j_j_j と) | | | / l_j_j_j と) | | | / l_j_j_j と) | | | / 34 名前:降霊実験 7/9 投稿日:03/05/10 00:16
玄関の扉の郵便受けがカタンと開いた。
何かが隙間からでてこようとしていた。
僕はここで死ぬ。そんな予感がした。
そのときチャイムの音が鳴った。
ピンポンピンポンピンポンピンポン
続いてガチャっという音とともに明るい声が聞こえた。
「おーっす! やってるか〜」
気がつくと僕は目を開いていた。
暗闇だ。だが、間違いなくここはkokoさんのマンションだ。
「おおい。ここか」
部屋のドアが開き、蛍光灯の眩しい光が射し込んできた。
kokoさんと、みかっちさんの顔も見えた。
「おっと邪魔したか〜? スマン、スマン」
助かった。安堵感で手が震えた。
光を背に扉の向こうにいる人が女神に見えた。
その時kokoさんが、邪魔したわと小さく呟いたのが聞こえた。
僕は慌ててkokoさんから手を離した。
僕は全身に嫌な汗をかいていた。
35 名前:降霊実験 8/9 投稿日:03/05/10 00:17
僕は後日、師匠の家で事の顛末を大いに語った。
しかしこの恐ろしい話を師匠はくすくす笑うのだ。
「そいつは見事にひっかかったな」
「なにがですか」僕はふくれた。
「それは催眠術さ」
「は?」
「その心理ゲームは本来そんな風に喋りつづけてイメージを誘導する
ことはない。いつもと違うところはないか。なんてな」
僕は納得がいかなかった。
しかし師匠は断言するのだ。
「タネをあかすと、俺が頼んだんだ。お前が最近調子に乗ってるんでな。
ちょっと脅かしてやれって」
「やっぱり知りあいだったんですか」
僕はゲンナリして臍のあたりから力が抜けた。
「しかしハンドルネーム『京介』で女の人だったとは。僕はてっきりkokoさん
の彼氏かと思いましたよ」
このつぶやきにも師匠は笑い出した。
「そりゃそうだ。kokoは俺の彼女だからな」
36 名前:降霊実験 9/9 投稿日:03/05/10 00:17
翌日サークルBOXに顔を出すと、師匠とkokoさんがいた。
「このあいだはごめんね。やりすぎた」
頭を下げるkokoさんの横で師匠はニヤニヤしていた。
「こいつ幽霊だからな。同じサークルでも初対面だったわけだ」
kokoさんは昼の陽の下にでてきても青白い顔をしていた。
「ま、お前も霊媒だの下らんこといって人をだますなよ。
俺が催眠術の触りを教えたのはそんなことのためじゃない」
kokoさんはへいへいと横柄に返事をして僕に向き直った。
「芳野 歩く といいます。よろしくね、後輩」
それ以来僕はこの人が苦手になった。
その後で師匠はこんなことをいった。
「しかし、手首だの胴体だのを見たってのはおかしいな。
いつもと違うところはないか、と言われてお前はそれを見たわけだ。
お前の中の幽霊のイメージはそれか?」
もちろんそんなことはない。
「なら、いずれそれを見るかもな」
「どういうことですか」
「ま、おいおい分るさ」
師匠は意味深に笑った。 , - 、, - 、
, - 、i'・e・ ヽ,,・ァ, - 、 チュン
4 ・ ゝ - 、i'e・ ヽ、・ァ
チュンゝ i e・ ヽ、 ,,.-''´|
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| "'''i" チョン
`チュン_. | ,,.-''"
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ノ/,/ミ三ニヲ´ ゙、ノi!
{V /ミ三二,イ , -─ Yソ
レ'/三二彡イ .:ィこラ ;:こラ j{
V;;;::. ;ヲヾ!V ー '′ i ー ' ソ
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ヽ ヽ -''ニニ‐ /
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ヽ _ _ 」
ググレカス [ gugurecus ]
(西暦一世紀前半〜没年不明) _ -rrr─- 、
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/ミミ\\∨‖〃//二ミ、
/⌒ ̄'''''==\|‖//ニ二ミミ、
/ \〈//二二ミミ
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(_ノ -─‐--─'' ̄ `》、 ヽヽヽ:}_
彡 ,,,,⌒ ⌒ ,,,,,,,,, ヾ、 ミ/⌒)
ヾl tf゙゙゙ヾ、,, tf゙゙゙゙゙゙゙゙ヾ \ 》/ 、 /
ゞ! ヽ ィtテ-、_, 〉 〈 {
`l ィtテミ、 \__, レ {
l 、_ノ i 、 |
', ・ / ヽ\ ー'
l _ノ、 _rー' \ |
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\ノ^\__ノ´ ヽ /
\ `ー─' / /
ヽ、__-─‐' ィ´
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63 名前:雲 投稿日:03/05/10 01:12
不可解な記憶がある。
僕は小学生のころ団地に住んでいて、すぐ近くにあった田んぼが
休耕している季節にはそこでよく遊んでいた。
乾いてひび割れた地面からは雑草が顔を出していて、カエルを
を踏んづけてしまうこともあった。
独特の生臭いような空気を吸いながら駆けまわった。
僕の原風景だ。
仲良しだったケンちゃんと2人で、夕暮れのなか田んぼでボールを蹴り
あっていた時だった。
ケンちゃんがボールを蹴り返してこない。
おーい、ケンちゃん。
と呼んでもぼーとして突っ立っている。
「あれ」
ケンちゃんが僕の後ろを指差した。
ふり返ると真っ赤な夕焼けの向こうに巨大なキノコ曇が立っていた。
山のはるか彼方。けれど見上げるほど大きい。
僕は驚いてベソをかいた。ケンちゃんが言う。
「原爆がどこかに落ちたんだよ」
僕は逃げるように家に帰り、布団に頭を突っ込んで泣いた。
いま思い出すたび不思議な気持ちになる。
あれはなんだったのだろう。
r "
マジで!? \ _
r-''ニl::::/,ニ二 ーー-- __
.,/: :// o l !/ /o l.}: : : : : : :`:ヽ 、
/:,.-ーl { ゛-"ノノl l. ゛ ‐゛ノノ,,,_: : : : : : : : : :ヽ、
ゝ、,,ヽ /;;;;;;;;;;リ゛‐'ー=" _゛ =、: : : : : : : :ヽ、
/ _________`゛ `'-- ヾ_____--⌒ `-: : : : : : : :
...-''"│ ∧ .ヽ. ________ / ____ ---‐‐‐ーー \: : : : :
! / .ヽ ゛,ゝ、 / ________rー''"?''ー、 `、: : :
.l./ V `'''ー-、__/__r-‐''"゛ ?? \ ゛l: : :
l .,.. -、、 _ ‐''''''''-、 l !: :
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504 名前:ウニ 投稿日:03/05/13 02:27
だれか呼んだ? 小ネタでも話すべぇか。
大学1年の夏の始めごろ、当時俺の部屋にはクーラーはおろか扇風機もなくて
毎日が地獄だった。
そんな熱帯夜にある日電話が掛かった来た。
夜中の一時くらいで、誰だこんな時間に! と切れ気味で電話に出た。
すると電話口からはゴボゴボゴボ・・・という水のような音がする。
水の中で無理やりしゃべっているような感じだ。
混線かなにかで声が変になっているのかと思ったが、喋っているにしては間が
開きすぎているような気がする。
活字にしにくいが、あえて書くなら、
ゴボゴボ・・・ゴボ・・・シュー・・・・ゴボ・・・・シュー・・・シュー・・・ゴボ・・・・ゴボリ・・・
いつもならゾーっするところだが、その時は暑さでイライラしていて頭から湯気が出
ていたので
「うるせーな。誰じゃいコラ」と言ってしまった。
それでも電話は続き、ゴボゴボと気泡のような音が定期的に聞こえた。
俺も意地になって、「だれだだれだだれだだれだ」と繰り返していたが
10分ぐらい立っても一向に切れる気配がないので、いいかげん馬鹿らしくなって
こっちからぶち切った。
505 名前:続き 投稿日:03/05/13 02:28
それから3ヶ月くらいたって、そんなことをすっかり忘れていたころに留守電に
あのゴボゴボゴボという音が入っていた。
録音時間いっぱいにゴボ・・・ゴボ・・・・シュー・・・・ゴボ・・・・
気味が悪かったので消そうかと思ったが、なんとなく友人たちの意見を聞きたくて
残していた。
それで3日くらいしてサークルの先輩が遊びに来ると言うので、そのゴボゴボ以外
の留守録を全部消して待っていた。
先輩は入ってくるなり、「スマン、このコーヒー飲んで」
自販機の缶コーヒーを買ってくるつもりが、なぜか『あったか〜い』の方を間違えて
買ってしまったらしい。まだ九月で残暑もきついころだ。
しかし例の留守電を聞かせると、先輩はホットコーヒーを握り締めてフーフー言いな
がら飲みはじめた。
先輩は異様に霊感が強く、俺が師匠と仰ぐ人なのだがその人がガタガタ震えている。
「もう一回まわしましょうか?」
と俺が電話に近づこうとすると「やめろ!」とすごまれた。
「これ、水の音に聞こえるのか?」
青い顔をしてそう聞かれた。
「え? 何か聞こえるんですか?」
「生霊だ。まとも聞いてると寿命縮むよ」 506 名前:ラスト 投稿日:03/05/13 02:28
「今も来てる。首が」
俺には心当たりがあった。当時俺はある女性からストーキングまがいのことをされていて
相手にしないでいるとよく睡眠薬を飲んで死ぬ、みたいなこを言われていた。
「顔が見えるんですか?女じゃないですか?」
「そう。でも顔だけじゃない、首も。窓から首が伸びてる」
俺はぞっとした。
生霊は寝ている間本人も知らない内に首がのびて、愛憎募る相手の元へやってくると
聞いたことがあった。
「な、なんとかしてください」
俺が泣きつくと先輩は逃げ出しそうな引き腰でそわそわしながら
「とにかくあの電話は掛かってきてももう絶対に聞くな。本人が起きてる時にちゃんと話
しあうしかない」
そこまで言って天井あたりを見あげ、目を見張った。
「しかもただの眠りじゃない。これは・・・へたしたらこのまま死ぬぞ。見ろよ、首が
ちぎれそうだ」
俺には見えない。
引きとめたが先輩は帰ってしまったので、俺は泣く泣くストーキング女の家に向った。
以降のことはオカルトから逸脱するし、話したくないので割愛するが、結局俺は
それから丸二年ほどその女につきまとわれた。
正直ゴボゴボ電話より、睡眠薬自殺未遂の実況中継された時の電話ほうが怖かった。 102 名前:1/4 投稿日:03/08/30 21:09
ああ、夏が終わる前にすべての話を書いてしまいたい。
もう書かないといった気がするが、そうして終わりたい。
俺色々ヤバイことしたし、ヤバイ所にも行ったんだけど
幸い、とり憑かれるなんてことはなかった。
一度だけ除けば。
大学1年の秋ごろ、サークルの仲間とこっくりさんをやった。
俺の下宿で。それも本格的なやつ。
俺にはサークルの先輩でオカルト道の師匠がいたのだが、彼が知って
いたやり方で、半紙に墨であいうえおを書くんだけど、その墨に参加者
のツバをまぜる。
あと、鳥居のそばに置く酒も2日前から縄を張って清めたやつ。
いつもは軽い気持ちでやるんだけど、師匠が入るだけで雰囲気が
違ってみんな神妙になっていた。
始めて10分くらいしてなんの前触れもなく部屋の壁から白い服の男が
でてきた。
青白い顔をして無表情なんだけど、説明しにくいが「魚」のような
顔だった。
103 名前:2/4 投稿日:03/08/30 21:10
俺は固まったが、他の連中は気付いていない。
こっくりさん こっくりさん
と続けていると、男はこっちをじっと見ていたがやがてまた壁に
消えていった。
消える前にメガネをずらして見てみたが、輪郭はぼやけなかった。
なんでそうなるのか知らないが、この世のものでないものは
裸眼、コンタクト関係ない見え方をする。
内心ドキドキしながらもこっくりさんは無事終了し、解散になった。
帰る間際に師匠に「あれ、なんですか」と聞いた。
俺に見えて師匠が見えてないなんてことはなかったから。
しかし「わからん」の一言だった。
その次の日から奇妙なことが俺の部屋で起こりはじめた。
ラップ音くらいなら耐えられたんだけど、怖いのは夜
ゲームとかしていて何の気もなく振りかえるとベットの
毛布が人の形に盛りあがっていることが何度もあった。
それを見てビクッとすると、すぐにすぅっと毛布はもとに戻る。
ほかには耳鳴りがして窓の外を見ると、だいたいあの魚男がスっと
通るところだったりした。
104 名前:3/4 投稿日:03/08/30 21:11
見えるだけならまだいいが、毛布が実際に動いているのは精神的に
きつかった。
もうゲッソリして師匠に泣きついた。
しかし師匠がいうには、あれは人の霊じゃないと。
人の霊なら何がしたいのか、何を思っているのか大体わかるが
あれはわからない。
単純な動物霊とも違う。
一体なんなのか、正体というと変な感じだがとにかくまったく
何もわからないそうだ。
時々そういうものがいるそうだが、絶対に近寄りたくないという。
頼りにしている師匠がそう言うのである。
こっちは生きた心地がしなかった。
こっくりさんで呼んでしまったとしか考えられないから、またやれば
なんとかなるかと思ったけど、「それはやめとけ」と師匠。
結局半月ほど悩まされた。
時々見える魚男はうらめしい感じでもなく、しいて言えば興味
本意のような悪意を感じたが、それもどうだかわからない。
人型の毛布もきつかったが、夜締めたドアの鍵が朝になると開いて
いるのも勘弁して欲しかった。
105 名前:4/4 投稿日:03/08/30 21:11
夜中ふと目が覚めると、暗闇の中でドアノブを握っていたことがあった。
自分で開けていたらしい。
これはもうノイローゼだと思って、部屋を引っ越そうと考えてた
時、師匠がふらっとやってきた。
3日ほど泊めろという。
その間、なぜか一度も魚男は出ず怪現象もなかった。
帰るとき「たぶんもう出ない」といわれた。
そしてやたらと溜息をつく。体が重そうだった。
何がどうなってるんですか、と聞くとしぶしぶ教えてくれた。
「○○山の隠れ道祖神っての、あるだろ」
結構有名な心霊スポットだった。かなりヤバイところらしい。
うなずくと、
「あれ、ぶっこわしてきた」
絶句した。
もっとヤバイのが憑いてる人が来たから魚男は消えたらしい。
半分やけくそ気味でついでに俺の問題を解決してくれたという。
なんでそんなもの壊したのかは教えてくれなかった。
師匠は「まあこっちはなんとかする」と言って力なく笑った。
941 本当にあった怖い名無し ウニ New! 2005/11/16(水) 08:27:02 ID:qTwjHGqi0
大学2年の夏休みに、知り合いの田舎へついて行った。
師匠と仰ぐオカルト好きの先輩のだ。
師匠はそこで何か薄気味の悪いものを探しているようだったが、俺は
特にすることがなくて、妙に居心地の悪い師匠の親戚の家にはあまり
居ず、毎日なにもない山の中でひたすら暇をつぶしていた。
4日目の夜は満月だった。
晩御飯を居候先で食べ終えた俺は、さっそくどこかに消えた師匠を
放っておいて、居づらいその家から散歩に出た。
特にあてもなく散策していると、ふと通りがかった場所でかすかな違
和感を覚えて立ち止まった。
やや奥まった山中とはいえ月明かりに照らされていて、昨日も一昨日
も通りがかった小さな沢なのだが・・・
枯れ沢だったはずが今は不思議なことにキラキラと光が揺れいてる。
近くに寄ってみると、確かに昨日まで枯れていた沢に水が湧いていて、
綺麗な月が水面に映っていた。
このところ雨も降っていないのになァ・・・と首をかしげながら居候先
の家に帰ると、師匠も帰ってきていた。
さっそくそのことを話すと、「それは月の湧く沢だよ」という。
どうやらこのあたりでは有名な沢で、普段は枯れているが満月の夜に
だけ、湧き水で溢れるのだという。
942 本当にあった怖い名無し ウニ New! 2005/11/16(水) 08:27:28 ID:qTwjHGqi0
どうしてそんな不思議なことが起こるんだろうと思っていると、師匠は
あっさりといった。
「この村から標高で300メートルくらい下がったところにダム湖があ
るんだけど、たぶんそのせいだと思う。あれが出来てから、湧き水の
場所も随分変わったと年寄りはいってる。地下水脈の流れが変わった
んだよ」
しかし、湧いたり枯れたりというのは変な気がする。しかも満月の夜に
だけ湧くというのは出来すぎている。
ところが「潮汐力だよ」とまたも師匠はあっさりいった。
月の引力が地球に与える影響はわずかなものだが、液体である海などは
モロにその影響を受ける。潮の満ち干きがその代表で、その力を「潮汐
力」と呼ぶ。そして満月の日はその力が最大になり、大規模なダム湖も
またその影響を受けたのではないか、と師匠はいうのである。
「湖水のわずかな圧力の変化が、ダム湖に流れ込む地下水への圧力の変
化となり、湧き水に微妙な影響を与えたんじゃないかな」
「なるほど」
ひっかかるところもあったとはいえ、俺はその答えに素直に感心した。
「ただね、この村ではあの沢はあくまでも『月の湧く沢』であって、
そんな無粋な構造によるものじゃない。こんな言い伝えがあるんだ。
『あの沢に湧いた月を飲んだ者には霊力が宿る』」
ロマンティックな話だ。
でも、霊力、という響きに不吉なものを感じたのも確かだ。
案の定、師匠はいった。
「じゃ、行こうか」 943 本当にあった怖い名無し ウニ New! 2005/11/16(水) 08:27:59 ID:qTwjHGqi0
暗がりの中を、懐中電灯をしぼって俺たちは進んだ。
沢はそんなに遠くない。よそ者の二人がこんな時間にこそこそ出歩いて
いるのを見られたらますます居づらくなりそうだったが、幸い誰とも
すれ違わなかった。
沢に着くと俺はほっとした。
ひょっとすると、幻のように水が消えているのではないかという気が
していたのだ。
山の斜面に寄り添うような水面に満月がゆらゆらと揺れている。
師匠は沢の淵に屈みこんで、目を爛々とさせながら眼下の月を見ている。
俺は「潮汐力だよ」といった師匠の答えに抱いた、ひっかかりのことを
考えていた。
理科は苦手だったが、たしかにそんな力が存在することは知っている。
しかし・・・
潮汐力が最大になるのは満月の日だけだっただろうか?
おぼろげな記憶ではあるが、確か月の消えた「新月」の日にも潮汐力は
最大になるのではなかったか。
では、満月の日にだけ湧くというこの沢はいったい何だ?
師匠の目が爛々としている。
なにより師匠の目が、「潮汐力」という答えを否定しているようだった。
俺は得体の知れない寒気に襲われた。
チャポ という音を立てて、師匠が沢の水を掬っている。
飲む気だ。
944 本当にあった怖い名無し ウニ New! 2005/11/16(水) 08:34:30 ID:qTwjHGqi0
師匠は掬い取った手の平に満月を見ただろうか。
一心不乱に水を飲みはじめた。何度も何度も手を差し入れて。
俺は立ち尽くしたままそれを見ている。
やがて信じられないものを俺は見て、ヘタヘタと座り込んだ。
気がつくと師匠の手が止まっていて、その下には水面が揺れている。
月が、もう映っていなかった。
消えた。
俺は逃げ出したくなる気持ちを抑え、この出来事に合理的な解釈を与え
ようとしていた。
『潮汐力だよ』
というそんな力強い言葉のような。
動けないでいると師匠が何事もなかったかのように歩み寄ってきて、
「もう月も飲んだし、帰ろう」といった。
その瞬間わかった。
へたりこんだまま空を見上げて、俺はバカバカしくなって笑った。
いつのまにか空は曇って、月は隠れていたのだ。
本当にバカバカしかった。
新月の謎さえ忘れていれば。
945 本当にあった怖い名無し ウニ New! 2005/11/16(水) 08:35:52 ID:qTwjHGqi0
次の日、師匠があっさり教えてくれた。
「あのダムはね、30日ごとに試験放流をするんだ」
その周期と満月の周期とがたまたまかぶっているというのだ。
月の満ち欠けが一周するまでの期間を朔望月といい、平均するとおお
よそ29.53日。30日ごとの試験放流では一年間で6日ほどズレが
生じるはずだが、放流予定日が休日だった場合はその前日に前倒しする
ことになっており、その周期が朔望月に近づくのだという。
「でもぴったり満月の日にあの沢が湧くのはめずらしいらしいけどね」
力が抜けた。地下水の圧力変化の原因は潮汐力ですらなく、ただのダム
の放流だった。
ようするに担がれたわけだ。
しかし、あの夜起こったことの本当の意味を知った時にはもう、師匠は
いなかった。
数年後、師匠の謎の失踪のあとあの夜のことを思い出していて、まだ
ひとつだけ解けていない謎に気がついたのだ。
あの夜、俺と師匠は懐中電灯をしぼって沢に向かった。
月の湧くという沢に。
空はいつから曇っていたのか。 俺さ、昨日営業中にちょっとサボってスタバでダラダラしてたのよ。
そんでなんとなく外を見たらさ、なんか大荷物背負ったばあちゃんがいるわけ。それがドラマとかに出てくるような、もういかにも田舎から出てきましたって感じのばあちゃんなんだよ。
で、そのばあちゃんどうやらタクシーつかまえようとしてるみたいなんだけど、なかなかつかまらないのね。
しばらくしてようやく空車が近付いてくるのが見えたんだけど、その前をゴツい黒人のお兄さんが乗った自転車が走ってた。お兄さん、もう筋肉の塊。ベン・ジョンソンかって。で、ばあちゃんも少しビビりながらもタクシー止めようと手を挙げたわけ。
そしたらさ、その黒人のお兄さん、ばあちゃんとすれ違いざまに“ヘーイ!”って満面の笑みでハイタッチしてった。
ばあちゃんポカーン。俺もポカーン。タクシーの運転手もポカーン。
結局タクシーはそのまま通り過ぎてった。
対戦が日本じゃ定着しねぇていわれている中
無謀にハンゲーで宣伝ぶちかましたけど半年ももたず
あの手この手で対戦以外のコンテンツをもりこもうとしたが
基本設計が対戦だから操作性の悪さで過疎るだけ
ついに対戦厨房も同じメンツに飽きて終了
R2だけじゃなく対戦メインで作られたMMOはすべて終了に向うのはあたりまえ
対戦はようするにプレイヤーまかせの丸投げコンテンツ
開発の奮闘努力もないゲームバランスは本来ゲームではないから過疎るのあたりまえだw ロシアサーバーアカウント装備WMで買います。
aikauri@yahoo.co.jp 映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場するキャラクター(ドロイド)である。
アールツー(R2)という愛称でも呼ばれる。
宇宙用のアストロメク・ドロイドであり、C-3POの親友でもある。
スター・ウォーズで関連商品が最も販売されたキャラクターである。
R2は死なず (´・ω・`) ただ日本から消え去るのみ 今ロシア10人ちょいでやってる
課金もできるよ
国際さばはまだ始まってない 装備デスドロゲーR2ロシアサーバー活動中!
課金可能!
http://rosiar2.wiki.fc2.com/
参加者約15名 [岩陰]_・。)≪この寂れ具合なら言える!
「R2とは人類の夢だった!」
「夢ありがとうR2」
「R3を夢に見よう」
てかロシア鯖でやってるやつなんなのwww
他にやるゲームないのはわかるけどゲーム以外にやることねーのかよwww
*'``・* 。
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,。∩ * もうどうにでもな〜れ
+ (´・ω・`) *。+゚
`*。 ヽ、 つ *゚*
`・+。*・' ゚⊃ +゚
☆ ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚