新たなる希望を胸に、開拓惑星ALTER8に降り立った一家…そのなかに、一人の少女がいた。
 一家は、決して楽とは言えない開拓生活だったが、地球に住んでいた頃に比べればとても充実した毎日であった。
 そうして築き上げた幸せの日々…しかしそれも、鋼鉄の巨人─JUNK─をまとった荒くれ者共の前には、あまりにもはかないものだった。
 父と母はボロ布のように屠られ、少女には荒くれ者共の欲望がありったけ流し込まれ、そして…

 シンヤマト…2大企業─POFと無限大公社─はもとより、惑星連合の治安すら及ばない無秩序都市。
 スラム街の片隅にある酒場…の地下で営まれる"本業"。少女たちはそこで陵辱の毎日を余儀なくされていた。
 地下で働く─調教済みの─少女達、その目からは生気は消え失せ、男達のなすがままにその欲望を一身に受けていた。
 2ヶ月前に"入荷"された少女もその中の一人だった。だが彼女の目には滓かではあるが、まだ生気が残されていた。
 …そう、今はまだ小さな火ではあるが、復讐という名の炎がその目には宿っていた。

 …その少女は、後にALTER8全域に─イモグルテン─無差別殺戮JUNKパイロットとしてその名を轟かせることになる。
 だが、それはまた別の話である…