一流大学を卒業したのはいいが理想を高く持ちすぎてそのまま就職浪人
気がつけばアルバイトとネトゲーの日々が7年も続いた
毎年の同窓会で仕事についての嘘がつらい
そうのうちに同窓会も出ることはなくなった
そのうちに田舎へ帰ることもなくなった
何のために俺は生きているのだろう
何のために生まれてきたのだろう
生きているのが苦痛になってきた

先日祖父が上京した
「すき焼きでも食おう」麻布へ呼び出された
田舎に戻り祖父の自営を継げという
祖父の用意したお見合いもしろという
俺は目を真っ赤にしながら頷いた

さようなら東京
さようならNF2