https://news.yahoo.co.jp/articles/f25f1b9a99cc1150883acd65a4c1d6ab87a090fd?page=2

 ――日本株の割安感はまだありますか。

 「10年物の国債金利があと50ベーシス(0.5%)上昇したとしても、日本株はまだとても割安です。とてもバブルと呼べるようなレベルではありません。ただ、一部の銘柄群、例えば半導体製造装置セクターには明らかな過熱感が見られるので要注意です」

 ――投資の際、『200万円あったら100万円はTOPIX(東証株価指数)のETF(上場投資信託)に』と推奨されています。

 「ETFには日経225とTOPIXの2種類がありますが、TOPIXの方が前述した半導体製造装置を始めとする過熱感のある銘柄群の比率が低い印象です。それらの銘柄群は、金利が上がると大きな打撃を受ける可能性があります。今後金利は大きくは上がらなくとも上がるのは間違いないでしょうからね」

 ――残りの100万円はどこに投資すればいいでしょうか。

 「ETF投資は大型株です。大型株は自分でリサーチしても得るものは少なく、ETFに任せるのが合理的です。残りは自分の投資判断で小型の割安株を選んではどうでしょうか。PERとPBR(株価純資産倍率)で見て割安の株のなかから20銘柄ぐらい選んで画面に登録して株価の動きをモニターする。追加情報を得ながら、一番いけそうな銘柄から1銘柄10万円程度ずつ買っていくんです」