さて、ここからが考察

この結果を見て、>>179にあるように「終盤急上昇して大きな利益を得たケース」なら毎月分配型の方が有利じゃん!となるか
それとも(1)と(3)比べたら(3)の方が有利なんだから、一手間かけて売却金額を調整すればいいじゃん!となるか

実は(2)ってこの人がずっと言い続けていたことに近いんじゃない?なんて思ったりする
つまりは定額売却(売却額は初期額で一定)することで、受取済みの額を増やし、暴落時に備える!と

>>188では都合よく20%値上がりしたケースを考えたが、仮にこれからもしばらく値下がりするケースを考えると、(1)では分配金は出ないので下落に抵抗できない
(2)は粛々と定額売却していくので下落時の損失をその分抑えることができる
ただし今回のケースでは確定損失は年度内の確定利益でほぼ相殺できているが、値下がりが続くと単年度で確定損失が出る懸念もある

(3)は(1)同様、売却ゼロとなるが、その後の値動きに対する残資産額の増減は(1)と変わらない

手間かけるなら、都度売却額を変更する(3)がベストということになるかな?

そして、この人が常に言っている下落が続いて基準価額の上昇が見込めなくなった時(全売却を考える時)、(1)の場合では多額の含み損が発生していて、全売却すると確定損失となる
単年度で相殺できればよいが、できない場合は損失繰越の申告をすることになるか、あきらめるか
そして損失繰越の申告をしたとして、その多額の確定損失を3年以内に相殺できるか、という話になる

さらには損失繰越の申告をして、相殺のために確定利益を申告した場合、住民税にはねてくる
源泉徴収ありの特定口座で完結させて所得を基礎控除内に収めれば、住民税非課税、国民健康保険料減免が受けられるが、それも受けられなくなる
引退生活には色々と不都合なことが多い