藤田医科大(愛知県豊明市)の宮川剛教授は「統計的には、集団接種をしている国とそうでない国で、明らかな差がある」と話している。

宮川さんらのチームは、約二百カ国を

(1)日本、韓国などBCGワクチン接種を続けている国

(2)英国、ドイツなど既に結核は流行していないとして接種をやめた国

(3)アメリカ、イタリアなど元々接種していない国

―に分類。それぞれのグループの新型ウイルスの感染率と死亡率を比較した。

その結果、平均寿命や喫煙率、国外との移動の多さなど、感染率に影響を与えるさまざまな要因の影響を取り除いても、
日本など接種継続中のグループの感染率の平均値は、他のグループを大きく下回った。


BCGと靴を脱ぐかどうかや