さて、これまでネット証券三社が「最低手数料5ドル」としていたわけですが、7月にマネックス証券が「最低取引手数料1ドル」に引き下げると、
直後に楽天証券が「最低取引手数料0.1ドル」を発表。さらにその後SBI証券が「無料」を発表したことで、マネックス証券と楽天証券がそれに追随するかたちで「無料」を発表しました。

最低手数料が0ドルとなったことで、コカ・コーラ株を1株(50ドル)だけ買っても手数料は「約定代金の0.45%」が適応されて0.225ドルとなります。
そのため、個人投資家は最低取得額を1120ドル以上とする必要がなくなり、分散投資がしやすくなったのです。

これまでバフェット太郎10種をマネようと思っても、取引手数料率を気にすれば、最低1万ドル以上の投資資金を用意しなくてはなりませんでしたが、
現在では2000ドルもあれば概ね均等に分散投資することができると思います。

また、最近は米国の小型ハイテク株などIPO株が活況ですが、これらに投資する場合、どの銘柄が将来のスター株に成長するかわかりませんから、複数の銘柄に分散投資する必要があります。
仮に20〜30銘柄に分散投資しようと考えた時、これまでは2万〜3万ドルもの資金が必要でしたが、現在は数百〜数千ドルもあれば、十分な分散投資ができるはずです。

今後は「約定代金の0.45%」が引き下がるかどうかに期待したいです。