東証による上場基準見直しでTOPIXのインデックス投資に浮かぶ心配事
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190313-00196704-diamond-bus_all

 かつて似た問題が大規模に起こったのは、2000年の日経平均の銘柄大幅入れ替え
(30銘柄の入れ替えだったが、指数の構成は50%強入れ替わった)だった。
この際には、日経平均のインデックスファンドの投資家が市場全体の上下に関係なく
1割以上損をして、証券業界は約2000億円のトレーディング益を得た(某大手証券で
は800億円儲かったと筆者は関係者から聞いた)。
これらの巨額の利益は、指数の実質的な保有者の損から得られたものである。

 仮にTOPIXの大幅な銘柄変更が行われるとして、これで儲けるのが証券会社にな
るのか、高速取引業者やヘッジファンドになるのか、今の時点では予想がつかないが、
インデックスの採用銘柄あるいは銘柄のウェイト変更には、「巨額の運用資金が売買
を前発表する」ことのリスクがあることに留意すべきだ。