>>322
真面目に書いてくれているし、少し語ろうか。

値段が動くためには、成行注文があることによって動く。成行注文とは、その投資家が少し高くても、安くてもいいから取引をしようという「焦り」から始まるものなんだ。

さっき書いた、全てが指値や逆指値の注文しかなかったら相場は動かない。そこに実際の売買がないからだ。

基本的に、相場はその価格で大口がどうやって買いや売りを仕込むかということが大切なんだ。
例えば数億円分の仕込みをしたいとして、それを一気に売買したら一気にその数億円分の注文が消化され、値が飛ぶ。
これをどうやって大衆に気づかれず仕込むか。
俗に言うアイスバーグ注文なんだか、それを仕込むとどうなるか。反対売買を待ってそれを相殺するからレンジができる。

大口がその価格帯で仕込み、思った方向に動いたときに買い売り抜ける。これが、相場がすべてレンジでできているという理由だ。

そして、大口はその価格帯で取引したいと思っているだけであって、少し高値安値を超えても逆に有利な価格で取引できるだけだから気にしない。
高値安値を超えて損切りした人間が「ダウ理論!騙された!」と騒いでいる。
そういう風に相場は出来ている。
これは得てして意図的に作られているわけではなく、たまたま反対勢力の圧力があったから騙しという形になっただけだ。
それを抑え込める大口なら得したと思うし、それに耐えられない大口なら諦めて損切りする。すると、高騰や暴落が起こる。
それがどこで起きるかといえば、売買数が多い場所。大衆を巻き込める場所。つまり、高値安値や抵抗帯になるわけだ。

この考えを持ってチャートを見るだけで、今までとは少し違う目線で見れるかもしれんぞ。