呑むというのはつまり顧客の買いに顧客の売りをぶつけているわけだな。
これはCFDで客が一枚建てる度にカバーで売買してたら手数料がかかるから客同士の建玉で損益を相殺してしまおうという判断だと推測される。
無論、完全な相殺は不可能だが、多少の損益はかぶりながらも理屈上は続けていれば大数の法則でスプレッド分だけ手元に残るわけだからやらない手はない。
しかしながら相場が激しく動いて建て玉が偏ると客のトータルのポジションが過度にネットショートまたはネットロングになり、GMOのリスク許容度をオーバーしてしまうので偏ってる側の売買を規制してしまうわけだ。
無論このような場合は通常の誠実なブローカーであれば手数料がかかるとは言え自ら原資産でヘッジにいくわけだがGMOはそれをしないことがこのような規制から読み取れる。
しかしこのようなことをしていれば単純に客の利便性が落ちて長期的には客離れで自らの首を絞めてしまうリスクもある。
GMOがあえてそのリスクを取って規制を簡単にかけるのは、VI系は国内の他社で取り扱いが無いので簡単には流れないだろうという驕りがあるように思う。
我々にはIBがあるのだということを思い知らせる必要があるな。