拳銃を持った男に対し、「男性職員はさすまたで対処しろ」と命じられる

富山市の交番に男が押し入って警察官らを刺したうえ、奪った拳銃で小学校の警備員の男性に発砲した事件で、26日午後に小学校の校長が会見し、当時の校内の緊迫した様子を語りました。

奥田小学校・飯野校長:「午後2時15分ごろ、本校の前庭で不審者らしき人物を確認しました。それを確認したので、すぐに職員に110番、
また、倒れている方がいたので、119番に通報するよう指示を出した。また、男性職員にはさすまたを持って1階の警備にあたるよう指示を出しました。
職員はそれぞれ持ち場に分かれて警戒にあたっております。その際、警察からの指示も頂きまして、様子を見て第2段階として児童を体育館へ避難させることにしました。
前庭が現場となっていましたので、前庭を通らないように、また、子どもの導線、安全確保に十分に注意を払うように指示をしながら、
各教室から体育館へ集まりました。体育館ではすぐに児童の人数確認をし、全員いることを確認しました。
4年生については本日、校外学習に出ていましたので、そちらの担任と連絡を取って、学校の中には入らない、バスで待機をするように指示しました。
その後、警察が前庭で犯人を確保したことを確認しました。
不安に感じている児童もいるかと思います。万が一、心のケアが必要な場合は富山市教育委員会からの臨床心理士の派遣を受けて丁寧に対応していこうと考えています」