広島の都市規模で政令指定都市は無理がある
広島大学の大部分は東広島市西条に移転。広島空港は三原市本郷町に移転。
都市中枢性が分散化されたり、管理中枢機能が大阪、福岡に移動している点を考慮すると

広島が政令指定都市というのは、中心街が人口70万規模の静岡と同格ぐらいで、
静岡や新潟が政令指定都市になれるくらいの無理がある。
まあ、広島が政令指定都市になれたからこそ、静岡、新潟、浜松、堺、相模原が政令指定都市に成れたんだけれどね。

たしか、中心街の百貨店の数は静岡と広島は大して変わらないはず。
静岡は駅前に松坂屋、パルコ、丸井、2011年暮れには新静岡センターに代わる大型商業施設、伊勢丹の5つがある。
広島は、そごう、福屋(八丁堀と駅前)、天満屋(アルパーク)、三越、パルコの5つがある。

こうした点を考えると、広島は政令指定都市から格下げしても構わないと思う。



政令指定都市も3大都市圏以外では札幌、仙台、北九州、福岡くらいで十分であり、
広島レベルの都市で政令指定都市の前例を作ってしまうと
北九州、熊本、静岡、浜松、新潟、岡山、相模原、堺が政令指定都市に含まれることになってしまう。
堺が昭和の時代に北九州と同様に政令指定都市なれば、こういう問題は起こらなかっただろうが、指定されるのが遅すぎたのだ。