準優勝で余りにツキあり条件揃いすぎての逃げだったが、それのしっぺ返しか
白井の些細なミス、村松の経験の無さと凡ミス、原田の気迫スタートから村松のミスをすぐさま利用しての超全速捲り差し
内三者の行動が見事に、悪く噛み合ってしまった。残念でならない

まず白井だが、スタートは宣言通り10でスリット後も下がらない。ほぼ全速域だろう。実に素晴らしかった
初動位置も悪く無かったと見るが、若干荷重移動を迷って暴れる。だが流石に瞬間的に修正。そのせいか若干舟向きが外よりになり、極僅かであるが出口でロスがうまれる
次に村松、スタート12だが予想通り伸び返す。そしてここからがマニアも予想しない事に
伸び返したので白井の動きをもう少し見るかなと思ったが、まるで去年の賞金王戦の丸野の様な物凄い早落とし
更に落とした瞬間にキャビるという典型的な2コース失敗例で万事休す
もう少し1マーク寄りまで進んでキャビなら厄介な壁にもなるが、こうなると他者へ道を譲る格好に
そして原田。おそらく全速の09、流石競艇時代の遺伝子残る戦闘狂な男。そして村松の早落としから瞬時の判断で握りっぱなし超絶ブイ際捲り差し。似た状況の賞金王瓜生はツケマイ。76期恐るべし
白井の曳き波を十字に切り裂き舟がウイリーするもBS並ぶ

ここまで噛み合ってBS同体、内有利からの2マーク決着なので、何か一つでもマイナス要素が欠けていれば白井がBS僅かに有利だったか…?

重ね重ね、非常に残念である
ボロエンジンでここまで進め、これまでの数々の名勝負を演じた凄い選手が、勝てない事で浮かばれない。勝負の世界の何と非情で恐ろしい事か

競艇も過渡期だろう。ファン層も大分変わった。運営もクリーンイメージで若者ウケに寄せてから、賭けやすい当てやすいと嘯いて(まあ騙している訳でも無く常套句ではあるが)その様な番組嗜好に傾けて売上を伸ばしている
マニアも白井のSG戦線離脱が競艇との別れだろう。せめてダービー王か、師匠の果たせなかった賞金王を勝って欲しい
若々しく見える白井なので、体調維持につとめて今村が2連続で失敗した最年長SG優勝でも果たしてくれれば、素晴らしいが…

今節はマニアもいつも以上に更に詳細に観察して分析し、気合いを入れてきたが、流石に少々疲れてしまった……