競艇で「八百長」し現金を受け取った罪 元ボートレーサーに懲役4年を求刑
9/2(水) 20:56配信

競艇のレースでわざと負けて、その見返りに現金を受け取ったとされる元ボートレーサーに対し、検察側は懲役4年を求刑しました。


 モータボート競走法違反の罪に問われているのは、元ボートレーサー西川昌希被告(30)と、西川被告の親族で三重県津市の会社員、増川遵被告(53)です。

 起訴状によりますと、西川被告は2019年、三重県などで開催された競艇20レースで、増川被告が購入した舟券が当たるよう順位をわざと落とし、その見返りに増川被告から現金3725万円を受け取ったとされています。

 2日の裁判で、検察側は「不正に得た金を競馬などギャンブルに使っていて、動機に酌量の余地はない」などとして、西川被告に対し、懲役4年と見返りに受け取った3725万円に対する追徴課税を求刑しました。