西川君が記者を通じて皆さんに謝罪しました


競艇の計二十レースで故意に順位を下げる見返りに報酬約三千七百万円を受け取ったとして、モーターボート競走法違反(収賄など)の罪に問われた元競艇選手の西川昌希(30)=住所不定=と贈賄側の会社員増川遵(じゅん)(53)=津市=両被告の公判が十六日、名古屋地裁であった。西川被告は「ファンに迷惑を掛けた」と事件後初めて謝罪した
 

最上位のA1クラスの選手だったこともある西川被告は、被告人質問で八百長事件の発端について「競艇選手として最高峰のレースに出場するという目標を達成したことで、気持ちが切れてしまった」と説明した。
 舟券的中で得た利益など約一億一千三百万円を申告せず、約三千五百万円を脱税したとして追起訴された増川被告は、所得税法違反罪(脱税)について「間違いありません」と認めた