最後のお別れに、ポンタの思い出の曲を貼ります。

この曲は、とあるゲームのエンディング曲です。ポンタは中学生のころ、友達がいなくて、いつも教室で1人でいました。

学校が終わっても、児童養護施設に帰り、いつも1人でいました。

あるとき、児童養護施設にひとつ下の中学2年の男子が入所してきました。

名前はカズキ。

カズキは、ポンタにいきなり話しかけてきて「クロノクロスやったことある?」と聞いてきました。

当時、クロノクロスは流行っていて人気でした。児童養護施設にもゲームできる部屋があって、ポンタはクロノクロスを全クリしたことがあるので「うん。あるよ」と答えました。

カズキは「分からない面あるから教えて」と言ってきたので、ポンタは「いいけど……」と答えました。

それが初めての会話でした。ポンタに友達ができました。

毎日、毎日、学校が終わってから、二人でゲームしました。

そして、全部クリアして、流れるのがこの曲です。
https://youtu.be/5d-iWWAPfcQ

とても楽しい時間でした。

それから3ヶ月後、カズキは本当の親のところに帰ると言って、施設を出ることになりました。

ポンタはカズキを見送りました。

その年末、カズキは親元で乱暴されたらしく、亡くなりました。ポンタはたくさん泣きました。

もしもポンタが死んだら、きっとカズキに会えるはずですよね……。