この「汚名挽回」誤用説はいつ頃から発生したか。
私の知るかぎりでは、1976年の『死にかけた日本語』(英潮社)の指摘が早いです。
それまで「汚名挽回」は普通に使われていたのに、これ以降、誤用説が強まり、今は肩身の狭い立場になった。
この本はけっこう影響力があり、やっかいな存在です。