「松茂町ほか2町競艇事業組合開設49周年記念競走」(11日、鳴門)

 開催4日目9Rの売り上げは、わずか2700円。レースで5艇が事故を起こし、舟券は単勝、複勝以外が不成立の事態に。発売額は897万3200円もあったが、99・97パーセントに相当する897万500円を返還する結末となってしまった。

 スタートから大きなアクシデントが立て続けに発生した。

 まずは、3号艇の川原正明(福井)と6号艇の中村将隆(兵庫)の2艇がフライング。

 さらに、1周1Mでは1号艇の柳内敬太(兵庫)がターンマークにボートを接触させると、バランスを崩して落水。そこに巻き込まれる形で2号艇の加藤知弘(群馬)が転覆、4号艇の小野寺智洋(香川)も落水した。

 6艇立てのレースで、完走したのは5号艇の加瀬智宏(群馬)だけ。悲惨な珍事にボートレース鳴門の場内は騒然となったが、幸いケガ人はなかった。