>>220
現実のかたつむりはナメクジの親戚でヌラヌラと気持ち悪い生き物で、
植栽を食べ寄生虫を媒介しうる危険な害虫であり、
神経機能からして「速く動きたい」などと考えることはありえない。

しかし、かたつむりを
「のろまだが、自信なさげに、速くなりたいと叶わぬ願いを持つ哀れな弱者」
と表現することで、小学生の同情心を誘引し、
かたつむりその他の小さな生き物に親しむ心を持たせようとしている。

小学生が自然の小さな生物に親しむことは、理科教育の第一歩であると同時に
小さく哀れな生き物への同情心をもつことは、
一番ノロマでグズな級友にも哀れみや同情心を持って人道的に接する心を育むことになろう。