東大2009年度 第4問 (俺の解答 6点/10点)

(一)田舎に住む百一歳の叔母の山羊小母は、戦前の地主制度による身分格差の影響が
家の内部構造にまで反映されているような古い家に住んでいるということ。

(二)一人暮らしは、同居人のいる生活よりも先祖との思い出に深く浸ることができるから、
さびしいどころか、かえって安らかであるということ。

(三)私の父は、先祖から受け継がれた長い時間から断絶され都会に暮らすことで、
私一個人だけの一生という短い時間の中で人生を終えたということ。

(四)田舎に暮らす山羊小母たちの時間が、人間の生の時間だと今になって気づいたとしても、
都会の時間に慣れた私にとっては、もはや非現実的に思えるから。