前スレ:物理の参考書・勉強の仕方PART116
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多くの人にとって物理は敷居の高い科目です。つまり独学は困難な部類の科目であるということです。
その反面、初めの困難を乗り越え、基本的な考え方と解き方を身に付けて演習すれば、一見難しい問題や
見たことが無いタイプの問題も解けるようになります。本を何冊も買い漁って中途半端になるより、自分の目指す水準に適った一冊を丁寧にやろう。
(A) 【オーソドックスな勉強法】・教科書+傍用問題集+学校の授業/授業ノート
物理は独学が難しいので、(まともな学校&教師いる限り)学校(予備校生は予備校)の授業が基本です。
もし授業が最悪で、聞く意味が無いとします。その場合でも、傍用問題集のAレベル(基本問題)くらいは、
やっておかないとそもそも受験勉強の取っ掛かりになりません。独学の人も教科書は手に入れた方が良いでしょう。
(B)【エッセンス+物理教室】((A)の代替案)
・ エッセンス(二冊):問題を解きながら理解を深める。
導入に「教科書と併用して使うといい」と書いてある。つまり(学校で配られ、教師だけが解答虎の巻を持つ)傍用問題集の代わりです。
電磁気と波の解説の仕方は力学におけるそれと比べると優れていないらしい。
・物理教室:説明が正確でしっかりしていてお勧め。つまり教科書(と授業)の代わりです。ただ例題が急に難しいのと、やや定量派つ数式重視です。
(C)【為近の物理基礎 & 物理合格へ導く解法の発想とルール】((A)の代替案)
・力学・電磁気編、熱学・波動・原子編
・Bのエッセンスは小問で学べるし、Cの為近は入試問題で学べるって感じかな
(D)【漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本】【漆原の物理明快解法講座】【漆原の物理最強の88題】(BCの代替案)
・面白いほどわかる本で理解→明快解法講座と最強88で演習
・一見分りやすいが、パターン暗記ばかりで入試問題解けないとの話も
続く (E) 【親切な物理 上下】(大量の活字を速く理解しながら読み解く能力ある人)
・上、下とも1000頁超える大部、しかも細かい活字が行詰めてぎっしりある
単位も今現在のものとは違う
うまく使うことによって心強いものになるかも知れない
(F) 【宇宙一わかりやすい高校物理】【秘伝の物理講義】【秘伝の物理問題集】
・宇宙一は浅く広く、そして、最も初期レベルの物理参考書と言われている。
・秘伝の物理講義は著者による講義動画がYou Tubeにアップされているという画期的な試みがなされている。本自体の内容もアップされている講義動画も分かりやすいが、到達度は物理のエッセンスより低い。
秘伝の物理問題集を加えて取り組むと演習量が増える。
(G) 【比喩とイメージによる解説:橋元流物理】
電荷を自動車で説明したりするなど比喩とイメージによる解説は分かりやすい一方で、否定的意見も多いようです。
まともな勉強をしたい人は「参考程度」にするのがよいでしょう。一定レベル以上の複雑な問題になると、イメージが描けず手も足も出なくなる
・はじてい(二冊):物理の苦手意識をある人向け。生講義形式。万有引力、モーメント、浮力などがない。
不正確との指摘があるので要注意(下記参照)。
「はじてい、1ページに5個所の間違い?」
http://www.milkcafe.net/test/read.cgi/tousin/1075210028/374-379
・大原則(二冊):「はじてい」と同じ著者。値段も内容もあまり変わらないが、こちらは説明をやや簡略にして
演習問題を増やし理系基礎という感じか。 補足
(B)【エッセンス+物理教室】((A)の代替案)
・物理教室では[例題の解説に省略があったりで]独学がやや苦しい人は(公式の導出や例題解説に省略がない)チャート式新物理に代えるのもいいかも。
(E) 【親切な物理 上下】(大量の活字を速く理解しながら読み解く能力ある人)
・内容は今でもこれ以上のモノはないと言えるほど充実。これと難系・過去問やれば物理は無敵となり得る。
またすべて読む解くのは無理でも、疑問に思った単元だけ精読するなどうまく使うことによって心強いものになるかもしれない。 テンプレ以上
スレタイ失敗してすまん!
シコ問は様子見しとく 【実戦演習用の問題集】
・難系:東大志望に人気。東大物理の応用レベル。難しい問題を微積を使わずに解く。まずは例題だけ解くのがお勧め。
全部が超難問という訳ではなく、例題の四分の一が「やや易」、二分の一が「標準的」、四分の一が「やや難」 といった感じです。
・名問の森(二冊):問題の難易度は高めだが、解説が丁寧なため、基礎を確認しながら演習ができる。
最初は目次の赤い問題からやると良い。本書の問題を全て瞬殺状態になると全く問題なく難系に入れるという意見がある。
・重要問題集(数研出版):基本から応用まで。中途半端という意見もあるが、時間がなければこれ一冊で済ますのも手。
・体系物理: 物理法則や公式を導く原理導出問題が多い。教科書に載っている公式を本書は設問形式で解くというスタイルである。類書はあまりない。
ただ、解説は不親切なので、物理教室などの講義系参考書を併用したほうがいいという意見もある。
本書の旧版は「新体系物理」、さらにその旧版は「新々体系物理」という書名であった。
・基礎問題精講:文句なしの地方国立2次レベル。
よくぞここまでと思えるほど、基礎的な良問を揃えて網羅性はかなり高く、 難関大の問題を解くための基礎体力も十分付けられる。
解説も詳しくセンターレベルを終えたら入れる。レベル1(初歩)〜8(最難関)とすれば、3〜6までカバー 。
・標準問題精講:物理で難問を出す有名私立や旧帝を視野に据えた問題集。
レベル的に、名問の森以上で難系に完全に匹敵。(基礎精講からステップアップが想定なので)、 基本的な解説は無し。
よって、基礎問題精講や重要問題集レベル終了後にすべき問題集。問題は東大、京大、東工大の本番入試問など中心。
・新物理入門問題演習:定量派(数式重視派)の仕上げの問題集、これが完璧になれば東大、京大、東工大の物理満点も狙える
実戦演習は半数が「標準的」、半数が「やや難」といった感じ。
記述演習は半数が「難」。でも記述演習をやると、たとえ解けなくても頭の中の「問題を解くスイッチ」が
切り替わり、なぜか他の問題が解けるようになるという意見もある。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています