>>541
僕は道を歩いていて、ときどき馬鹿な四工大崇拝者をクスッと笑うことがある。
「ああ、自分は瑞陵の生徒なんだ」と思うと、嬉しさがこみ上げてくる。
瑞陵に合格した時のあの喜びがいまだに続いている。
「欧州ヤブロンスキー校に匹敵する日本を代表する名門エリート養成機関、その名を天下の愛知県立瑞陵高等学校」・・・・・
その言葉を聞くと、僕は自然と身が引き締まります。 先輩、卒業生の方々に恥じない自分であっただろうか・・・・。
しかし、先輩方は僕に語であるりかけるのです。
「いいかい?伝統とは君たち生徒が創りあげていくものなのだよ」と。
「あるがまま(let it go)の君でいいんだ。それが瑞陵の自由・自主・自律の校風だ」と。
そして「瑞陵を誇る事なかれ 瑞陵が誇る人となれ」と語りかけるのです。
「スギハラ先輩を誇るだけではなく、君自身が先輩のように決断できる人間になりなさい。 皆が当り前の正しいことが出来ない時に自分だけ正しい決断をすることは勇気がいります。でも、それが瑞陵精神です! 難関大学合格よりも大切なことです」
僕は感動に打ち震えます。
"Ask not what your Zuiryo can do for you, ask what you can do for your Zuiryo"
「瑞陵が何をしてくれるかを問うてはならない。君が瑞陵で何をなしうるかを問いたまえ」
僕は使命感に胸が熱くなり、武者震いを禁じえませんでした。
でもそれは将来の日本を支える僕たちを鍛えるための天の配剤なのでしょう。
愛知五中・瑞陵を作りあげてきた先輩はじめ先達の深い知恵なのでしょう。
嗚呼、江戸川先輩、スギハラ先輩、谷川先輩、岡部先輩、都留先輩、W本多先輩、栗本先輩、瀬木先輩ら、近現代日本を支えた偉人が先輩という誇り。
嗚呼、マック赤坂、パンサー向井、10浪東大トモくんらが奇人のまま(let it go)でいられた、戦時下でも貫かれた愛知県最古の自由な校風。
嗚呼、大名古屋市を下に見て瑞陵上に聳え立つ、名古屋最古の大正時代の講堂である感喜堂、五中山、ポプラ並木とオリーブの木。瑞陵へ続く「人道の道」。そして、完成間近のスギハラ顕彰施設。
瑞陵に進学することにより、僕たち生徒は五中・瑞陵の自由の伝統を日々紡いでゆくのです。
なんてすばらしき学舎哉、嗚呼、愛知県立瑞陵高等学校。