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伊藤和夫の英文解釈38【ビジュアル英文解釈教室】 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001大学への名無しさん
垢版 |
2017/09/22(金) 12:24:54.68ID:AUOeqIxE0
伊藤和夫先生著作の英文解釈の参考書の総合スレです。
「ビジュアル英文解釈」(駿台文庫)や「英文解釈教室(三部作)」(研究社)などについて語りましょう。
※サブタイトルの「ビジュアル英文解釈教室」という参考書はもちろん存在しません。あくまでも検索用です。

前スレ
伊藤和夫の英文解釈35【ビジュアル英文解釈教室】
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1494608676/

【関連サイト】
伊藤和夫の英語
http://www.geocities.jp/ido_pko/

【予想される次のようなカキコ(質問)は自粛でお願いします】
・「解釈教室三部作、どれをやればいい?」→レベルや相性や志望校などで変わります。
・「解釈教室とビジュアル、どっちがいい?」→レベルや相性や志望校などで変わります。
・「解釈教室をやれば完璧(最短・最強・満点)になりますか?」→世の中に完璧なんてものはありません。
・「解釈教室をやったら偏差値70いきますか?」→これまでの習得度合いなど個人差があるので一概に言えません。
・「解釈教室はビジュアルの代わりになる?」→入門編・基礎編なら代わりになるかと。いずれにせよ自分で良いと思った物を使いましょう。
・「○○大学には解釈教室は必要?」→○○大学合格に必要なのは入れる学力。
・「解釈教室(正編)は現在の入試傾向に合っていないのでは?」
→例題の文章が短い(短めである)ため、入試英文の長文化に対応できていないという意見が出てくるのも否定はできません。
長めで同程度の水準(難易度)の文章に取り組みたいならば「テーマ別 英文読解教室」(研究社、略称「テーマ別」)が適当でしょう。
〔補足〕ビジュアル2冊または解釈教室入門編・基礎編が終わったら、解釈教室(正編)やテーマ別よりも、先に過去問や問題集に取り組みましょう。
解釈教室(正編)やテーマ別に取り組むのは、過去問や問題集の出来の如何、他教科・科目の状況、残り時間などを考え、さらに必要かつ習得可能と判断した場合のみにすべきでしょう。
このレベルが「必須」なのは、ごくごく一部の最難関と言われる大学・学部に限られると思われます。
伊藤先生は「ビジュアルぐらいでも東大にも対応可能だ」と言われています(ビジュアルU、「伊藤和夫の英語学習法」(駿台文庫)より)。
0650大学への名無しさん
垢版 |
2017/11/26(日) 12:17:20.64ID:rYtZZokm0
『ポレポレ』と伊藤本(1)

ポスト伊藤の解釈参考書の中で人気が高いものと言えば『ポレポレ』と『透視図』である、と言っても異論はなかろう。
発行年度は『ポレポレ』が1993年、『透視図』が1994年と伊藤本でいったら『テーマ別』(1994)とほぼ同じ発行年である。

早速見てみよう。50題の課題文があり、見開き2〜4ページで解説が書いてある。2ページのものが多い。
課題文の長さは極力短くしてあるようで、真ん中が抜けているものがあったり、掲載部分直前のパートの説明が日本語で載っていたりする。

解説部分はほとんどが2ページなので「簡潔」と形容している読者が多いが、それは違う。
解釈書にありがちな単語解説がない。熟語や英文解釈の公式と言われるような構文解説も最小限である。
変わって文構造の解説が詳細を極める。それも「これこれこう云う文構造」といった結果の提示ではなく、
正しい文構造の把握を実際の英文から、「何に注目してどう考えるか」というプロセスをもっぱら重視して解説している。
この点同様のアプローチをしばしば行う伊藤本の解説に酷似している。
伊藤本以外にはこういうアプローチの本をあまり見かけたことがなかったので驚いた。
だが、伊藤本の二番煎じかと言えばそれも違う。メソッドが若干違う。それを解説しよう。伊藤式は初見の英文に対して積極的に予測を行う。
「次にどんな構造が出てくるか」を予測し、正しいと確認できればそのまま、違っていれば予測を修正し能動的に読んでゆく。
そして予測のための物差しを「ルール」という形でまとめている。骨格のデータベースが「パターン(S+V, [S+V], (S+V) の組み合わせ)である。
0651大学への名無しさん
垢版 |
2017/11/26(日) 12:18:09.99ID:rYtZZokm0
『ポレポレ』と伊藤本(2)

一方「ポレポレ式」は予測は行わない。ある文構造を認めると「それはどこで終わるか」をいつも考える。
そして、副詞成分を徹底的に括弧でくくり出す。節に関しても種類は何か、どこで終わるかをしっかり見る。
また等位接続詞に注目し、どことどこがどんな資格で結ばれ、どこで終わるかを確認する。
副詞成分のくくり出しを徹底して、骨格構造が何なのかを丁寧に露出して見せている。
即ち「初見の文をいかに読み解くか」というよりは「一度読んで頭の中に意味を結ばなかった文を丁寧に読み返し構造を分析してその結果意味を考察する」。
そういう読解の「プロセス」を徹底的に解説した所に思える。

なお課題文は1, 2, 3 … とランダムに並んでいるように見えるが、実際にはテーマが決まっており、
SVの発見→句や節、共通関係の把握(等位接続詞に注目して)
→準動詞の主語(句の範囲を間違えやすい所として)→挿入、修飾語と文の骨格の把握
→関係詞の理解(修飾語の延長として)→名詞構文(訳出しにくいものとして)
→{倒置→省略}[プロセス通り進みにくく、差がつく構文として]
といったいわば「章立て」がある。

伊藤本の中で対応する著作を考えると「ビジュアル」や「テーマ別」ではなく、むしろ「英文解釈教室」と同じ構成を持った本である。
内容ではなく本の構成が解釈教室に似ている、という事である。
そして文構造の解説に関する説明方式はビジュアルのそれと似ている。
0652大学への名無しさん
垢版 |
2017/11/26(日) 12:19:56.89ID:rYtZZokm0
『ポレポレ』と伊藤本(3)

ただし、ビジュアルの「初見の英文を予測→確認→修正を繰り返しながら能動的に読んでゆく」アプローチではなく
「一度読んではみたが、頭の中に意味を結ばなかった文を丁寧に読み返し構造を分析する」アプローチの本である。
収録された英文は秀逸なものである。

50題の英文を伊藤式のアプローチで読んでみた。その結果すぐに構造を把握できなかった文章は次の3文である。
伊藤本を終わらせている方は、まずこの3文を見たのちに全体を味読していただくと効率がよかろう。

例題26:There is general apathy to if not positive distrust of science itself as a search for truth; ...
例題32:It is not the fact that virtue wins out at the end which promotes morality,
    but that the hero is most attractive to the child, who identifies with the hero in all his struggles.
例題42:Only recently, in fact, have men conquered, by means of the spoken word,
    any space larger than that over which the natural voice will carry,
    whereas down though the long course of history, writing has been of inestimable service
    in bringing men and nations closer together.
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