アレは二十年ほど前のことだけど。
いまのように暑苦しい夜の事だった
俺はその日も何時ものように仕事に疲れて体を横たえていると
すぐ傍に誰かの気配を感じてさ
そちらをみればお袋がいたのだよ。
あれ、何でこんなところに母がいるのだと思ったけど。
何だか安心して、また目をつむってしまい。
ほんの数分ほどだが再び眠ってしまった
次に俺は携帯電話の音で目覚めると
それは実家の兄貴からの電話だった。
そこでお袋が倒れて病院に運ばれたがそのまま亡くなったことをしった
急性の心疾患だったよ
電話がくる、ほんの数分前のことだった。

人生でこれほど衝撃的なことは他にあるまいな