400:この子の名無しのお祝いに ::2007/09/26(水) 16:20:32 ID: yNvsHAjP

夜中過ぎに、買い物のため恵比寿三丁目のセブンイレブンに寄ったところ、
「ぐでんぐでんに酔っぱらった山城新伍(ほんもの)」が入ってきました。

別に大声をあげるとか、店員や客にからむとか、暴れるとかそういうことはない、
至極まっとうな泥酔者だったのですが、足腰はまさにぐにゃぐにゃで、
「コントかな?これ?」と思わせるような見事な泥酔っぷりでした。
新伍は、バスケットにサンドイッチやおにぎりを棚からかき落とすように大量に入れると、レジに向かいました。

さあ、みなさん酔っぱらって小腹がすいたときに、セブンイレブンのレジにいくと、
どうしても気になっちゃうモノがありますね。
そう。おでんです。新伍も気になっちゃいました。

セブンイレブンのおでんは、自分でカップにすきなおでんだねを入れて、
レジで精算です。大スターの新伍でも自分で入れるんですが、いかんせん泥酔しておりました。

まず、左手で持ったカップを、おでん鍋の上に持ってきたわけですが、
遠近感がつかめないらしく、カップは左手ごと半分おでん汁につかっています。
なにぶん泥酔しているので、少々の熱さもへっちゃらなようです。

右手の菜箸でおでんをつかもうとしますが、泥酔者には長すぎて扱いづらいらしく、
箸をだんだん短く持ちなおしていきます。短く持った箸で、深い鍋底の大根をつかもうとすれば、
当然右手までおでん汁につかってしまいますが、なにぶん泥酔しており気づきません。
そればかりか、しまいには右手で大根やちくわを、じかにつかんでカップに入れていました。

店員もおおごとにすると、やっかいなことになるからなのか、
あるいは、新伍いつもこうだからなのか知りませんが、ふつうにお会計してました。
お会計をすませた新伍は、グニャグニャの足腰で夜の闇に消えていきました。