猪を捕まえるくくり罠を仕掛けていたのだが
見回りに罠に近づくと、周囲の落ち葉や土が跳ね上がっている。
しかし猪の姿はない。
あら、これは仕掛けた罠のかかりが悪くて逃げたな
そう判断して無防備に近づいたら、死角となっている木の裏側の
それも窪になっている場所に隠れてやがった。
近づいたら突撃してきてひっくり返ったからな。
まあ、一歳になるかならないかの小さな猪だったからよかったが、
二歳以上の成体の猪なら大けがだったな。下手すれば殺されていたよ。
まあ、その後でナイフで一刺しで止めを刺したけど。
去年の猟期の間での一番、危険な瞬間でした。