工場に設置する検査装置の、デモンストレーション会であったでき事。
コンベアに載って1ヶ単位で搬送されている製品を、コンベア上からカメラで撮影し。製品に穴が空いているか画像検査する装置。穴がないのは不良品で、カメラ下を製品が通過する度に撮影して検査している。

デモンストレーションも好調で、検査員を1人省人化できると製造課長も上機嫌だった時。
黙って見ていた新人が、良品と不良品を並べて流したらどうなりますかと指摘。
装置メーカーが渋々実演したら、不良品もあるのに良品判定。
検査装置は作り直しとなり、不良品流出を未然防止できたと製造課長は大喜び。

後で新人に聞いたら、検査装置の画面から穴の有無だけを見ている事に気づいたそう。
一度に検査している製品数を見ていないから、穴あり製品が1個でも写っていれば良品判定しそうだと思って指摘したとの事。

若い奴はデジタルに強いし、頭も柔らかいと痛感した。