自殺した職員の元上司が証言する「音声データ」 改ざんの詳細記したファイルはある… 森友公文書改ざん(関西テレビ) - Yahoo!ニュース
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森友学園をめぐる公文書の改ざんを苦に財務省の職員が自殺し、妻が国などを訴えている裁判。
改ざんの実態を物語る、音声データの内容が明らかになりました。

【音声データ・2019年3月9日録音 近畿財務局・赤木俊夫さんの元上司】
「もちろん、判断は佐川さんの判断です」「初めから赤木さんは抵抗していました」
「その後、ずっとどんどんどんどんエスカレートする中で、(赤木さんは)耐えられないと。涙を流しながら、抵抗していました」
「本当にお詫びのしようがないといいますか…本当に申し訳ないと思っています」

自殺した職員の元上司が明かした、改ざんの実態。その音声データには、裁判の行方にも大きく関わるであろう重要な証言が記録されていました。
近畿財務局の職員だった赤木俊夫さん(当時54歳)は、学校法人・森友学園との土地取引に関する公文書を改ざんするよう強いられたことを苦に、2018年に自殺しました。
妻の雅子さん(49)は、改ざんを指示したとされる佐川宣寿元理財局長と国に対し、あわせて約1億1000万円の損害賠償を求めています。

赤木さんの元上司は2019年3月に弔問に訪れた際、「赤木さんが改ざんの詳細をファイルにまとめていた」と、雅子さんに説明していました。
【音声データ・赤木さんの元上司】
「パラっとだけ見たんです。とてもきれいに整理してあるなと。全部書いてある。どこがどうで、何がどういう本省の指示かって」
「これを見てもらったら、我々がどういう過程でやったのかということが全部分かるので」

【赤木さんの妻・雅子さん】
「夫も私にそういう物を残したと言っていたので、もう間違いないと思いました」
「赤木ファイルというものがあるのは分かっているので、それを包み隠さず出してほしい」