記憶を手繰ると、その地域で初めて出来た友人のお兄さんがとても良い人で
当時私も彼女を真似て兄貴と呼んでいた事を思い出した
総合格闘技をやっててガッチリしてたし、私の事も名前を呼び捨て
兄貴に寮まで送って貰ったついでに部屋のトイレを貸した事があって
多分その時会話や様子を見て勘違いしたんだと思う
そして温和グループが断念した理由も、Aから話を聞き思い当たった
兄貴にはジムの後輩B君が居て、私もたまに食事に行く程度の仲
何度か彼の好物をあげたことがあり、ある日A君がお礼にと帰省土産を持って
寮に来たが、生憎私は不在で偶然居た温和グループの1人にお土産を託した
B君は手首と足首にタトゥーがあった
ヤカラグループならアアン?でスルーだろうが温和には効き目があった
ヤカラは強い兄貴が居ると思い、温和は良くない筋の知人が居るとそれぞれ勘違いして
私はその後身体を壊して退職するまで何事もなく過ごした

同僚Aは、温和グループも輪姦を計画し上の理由で断念した事を後日知り
驚いたし心底呆れたとも言っていた
ヤカラ達のは自分が防ぐつもりだったが、温和達のは防げなかったと思う、
だから兄貴さん達に感謝しなよ、と言っていた
性別を超越してうまくやってると思っていたのは自分だけだった
それを数年経って知り鳥肌が立った
脳内お花畑だった当時の自分をブン殴りたい