貴方が好きです、そう言ったらAさんは苦笑いしてたのかな、ちょっと分からない。
貴方は御主人もいて娘さんもいるでしょう、僕も妻がいる。貴方の気持ちは嬉しいけれど、僕は応える事は出来ないと言われた。
言われた瞬間に自分はAさんに告白して、その後にどうしようとか何も考えてなかった事に気付いた。

でもやっぱり好きな気持ちは変わらなくて、またボロボロ泣いてた。 
Aさんに帰りましょうと言われて店を出た。駅まで黙って歩いて、改札前で見送られて(わざと電車をずらしたのかなと思う)、Aさんに言われた。
貴方の気持ちは応えられないけど、嬉しいですと。

Aさんは元いた支社に戻った。もうAさんと仕事をする機会もないと思う。
不倫も何もしてないけど、彼を好きで告白した事は旦那と娘には知られないように生きて行こうと思う。