小学4年生くらいの時、なんとなく学校に行きたくなくて仮病を使って休むことが多かった。

その日も「なんかお腹痛い…」と言って休んでいつもの様に家の布団で寝るつもりだったが、いつもお腹が痛いという私を心配した母親が婦人科に私を連れていき、診察を受けた。

診察をして機械?エコー?のようなものでお腹を見た先生が「これはちょっと…影が見えるので市立病院に行ってください。」と言い紹介状を書いた。それから市立病院にいき色々検査を受け「盲腸かもしれないので今日は入院して検査の結果次第で明日手術をします。」と言われ、院内も車椅子で移動することに。
ただ仮病を使っただけなのにこんな大事に…手術?お腹切られるの?怖い…神様ごめんなさい…と半泣きで震えながら病院のベッドで横たわる私。仕事を早退した祖母までお見舞いに来て家族みんなが「大丈夫だよ、手術はすぐ終わるよ」と慰めてくれ、そして今度はゾロゾロとお医者さんが5人くらいでベッドに来た。
物凄い絶望感の中、1人のお医者さんが口を開いて「あの影は盲腸ではなくかなりの便秘でした」
その後浣腸をしてもらい家に帰ったが、みんなに笑われ本当に恥ずかしくてもう二度と仮病は使わないと誓った…。あの時心配と迷惑をかけた家族に申し訳ない、小学4年生のころの修羅場でした。