まだ中学生の頃
オタクの友人がある日を境にしばらく学校に来なくなってしまった
病気ではないみたいで、電話しても要領を得ないので心配で家まで行ったら泣き崩れてしまった

話を聞くと、放送開始後初登場した時から一目惚れして結婚したいくらい愛してた男キャラAが、ある日のアニメ放送回で女キャラBに愛を伝えキス
ショックすぎて放心状態。何もする気になれず思い出しては泣く日々
AとBは話の途中から少しいい感じだったので、二人の会話シーンがある度にハラハラモヤモヤしてたし、Bの事は大大大嫌いだったけど、見た目的にもお似合いじゃないし結局くっつかずに終わるでしょうと信じてたらこの結果
最初から登場してて最初からいい感じだったら好きにならなかった!!と
今まで撮り貯めてアニメも、グッズも全部処分したらしい

当時世間はオタク=キモイというイメージが強く、白い目で見られてた時代
けど友人は学校でも近所でも評判の美少女だったので、こんな可愛い子にオタク趣味があるのもアニメキャラに恋した挙句失恋して泣く事にもビックリだった
今ならこれがガチ恋勢か…って一応理解できるんだけど
非オタの私は当時「え、え、実在しないアニメのキャラ…だよね?」と思い、かける言葉が見つからなかった