>>22 ラストです、長々とごめんなさい

でも誕生日の2日前に姉の容態が急変し、そこからはあっという間だった。
ギリギリ20歳にはなれなかった。
姉にとっては嬉しいのかもしれないが、私にとっては「20歳という壁」はかなり大きいものだった。

あとちょっとだったのに。
「20歳になったらシぬんだ」って言ってたじゃんか。
まだ19歳だよ。未成年だよ。馬鹿野郎。

正直、治療もしてるしまだ大丈夫だろうと思ってた。でも違った。
私は泣いた。本当に本当に、涙が枯れるまで泣いた。いや実際には涙は枯れなかったけど。

でも最後の姉の表情は嬉しそうだった。
医者も「ガンで亡くなる方はもう少し苦しそうな顔してるのに(意訳)」って驚いてた。

まぁ姉はそれだけ嬉しかったんだろうな。

あんだけ仲の良かった姉がいなくなってしまったのに、姉は心底嬉しかったんだろうって考えたらなんだか笑えてきてしまって。姉らしいなって。

私が思ったのは生きたいって思って前向きに治療してたら結果は変わったのかなってこと。
先生も「最初は回復する見込みはありました。最低でも一時帰宅も有り得た。だけど想像以上に進行が早かった。」と仰ってた。

理解してもらおうとは思ってないけど、そんな不思議な姉の話をしたくなった。
きっと誤字脱字や矛盾点もあっただろうに、最後まで読んでくれた方がいたら本当にありがとうございます。

ちなみに姉が入院していた部屋の机の中から出てきた姉からの最後の手紙には「お先!今までありがぴょんす!」って書いてありました。

私にとっては本当に色々と衝撃的でなかなか受け入れられなかったのですが、
最近やっと受け入れられるようになったので書き込んでみました。

以上です。ありがとうございました。