自分語りうざい。と言われるだろうが書いておく。

俺の親父と母親は籍だけ入れて結婚式は後回しにした。
理由は、親父の親がガンで『息子が結婚して一人前になった姿を見たい』といったから
親父は親を都会の病院に入れるために引き取った。
母親は、新婚にもかかわらず、親父の親の看病に通い、看取ることになった。
母親は、看病が終わるまでは子づくりしない。というのを結婚の条件にした。
両親の結婚式は入籍から1年半たってた。結婚式の時の母親は、俺を妊娠してた。

親父の郷里の友達で口さがない奴らは、腹の子は托卵だとか女に騙されたとか言っていたそうだらしい。
それで親父も地元にはなかなか帰らなかった。
親父の友達には今でも、「女に騙されてバツが悪いから地元に顔を見せない」と思っている馬鹿が一定数いるよ。
蛇足だが、俺は第二次性徴が終わってから親父そっくりになった。それまでは母親に似ていた。
俺が子供のころに親父の郷里で親父の友達に捕まってニヤニヤ笑われながら
「お前、托卵って知ってるか?」って言われたのは、一生忘れないと思う。